【Lake of Soundsインタビュー】伊那谷のキャンプ場から生まれる自然と音楽の豊かな時間。
長野県伊那谷のキャンプ場。目に優しい新緑に覆われるこの時季にキャンプインパーティーがスタートする。ダンスミュージックをフィーチャーしながらも、それぞれの時間に合ったセッティングがなされていくという。入場無料エリアを設けるなど、コアに向かうだけではなく、オープンな部分もあるのがこのパーティーの特徴かもしれない。オーガナイザーの佐々木春仁さんにインタビュー。
–––– Lake of Sounds-Lakeside Park & Linear the Future vol.1はどんな特徴を持ったフェス(パーティー)なのですか。
会場になる湖の管理者が自ら主催しており、プライペート感のある湖畔ロケーションの中、贅沢な音の時間を楽しめるのが特徴です。野外のダンスパーティー・カルチャーから培ってきたものが中心のラインナップで、民族楽器や生音のチルアウトから、ハウス・テクノ・トランスなどの4つ打ちなど、一日の流れに合わせたタイムテーブルで、幅の広い本格的な音楽を聴けるのが特徴です。地元の若者や親子世代にも参加しやすいよう、無料で入場できる体験エリアを設けている所もポイントになります。
–––– タイトルにvol.1とありますが、前に開催されたLake of Soundsとはどんな違いがあるのですか。
今まではchilloutの要素の強いイベントでしたが、本年からはウーハーを増強して、ダンス色の強いイベントに移行してきています。継続していくレギュラーのダンス・パーティーという意味合いを込めて、 vol.1と付いています。Vol.2も年内秋頃に開催出来たらと思っています。
–––– 入場が無料エリアと有料エリアに分けられていますが、分けた理由を教えてください。
地元には音楽好きが少なく、パーティー・カルチャーに馴染みのない方がほとんどですが、野外で聴く良質な音楽にいろんな人に触れてもらいたいと考え、無料のエリアを設けました。
–––– どんな出店やワークショップが用意されていますか。
地元から親子体験を企画しているドリームママフェスタの出店や、フリーマーケットのコーナーがあったりします。ドリームママフェスタさんの企画では、タロット占いやハーバリウム、サンキャッチャーづくりやアクセサリー作りの体験ができます。地元の食材を活かした手作りこんにゃくやガレット、蕎麦ボウルやサラダ飯なんかもあるので、その時の気分に合わせて、胃袋も満足して頂けると思っています。
–––– 土曜の夜の終演が20時です。それはキャンプの夜を楽しんでもらいたいという思いからなのですか。
イベントの継続性を考慮すると、近隣に住民がいるこの土地で夜中に音を出し続けるのは賢いとは思えません。20時までは、近隣の方にもご了承頂いて開催させていただいいてますので、それ以降は、お酒を飲みながら焚き火や夜のキャンプを楽しんでもらいたいと思っています。
–––– 会場のおおぐで湖はどんな場所ですか。
周遊500mぐらいのプライベート感のある湖です。高原の心地よい風が吹き抜ける、ハンモックがとても似合う場所です。
–––– メインとなるお客さんをどう想定していますか。
都市圏で20代の時にパーティを思う存分楽しんで、30代からは上質な空間で良い音を心地よく楽しみながらアウトドアの時間を過ごしたいなという方に、とても向いていると思います。
–––– ここでどんな時間を過ごして欲しいですか。
昼間は、サンキャッチャーがキラキラと太陽の光でプリズムのように反射するのが似合うようなゆったりとした時間を。夕方からは、気持ちよく音に踊ってもらうような過ごし方をしてもらえればと思っています。
Lake of Sounds-Lakeside Park & Linear the Future vol.1
開催日:5月25日(土)〜26日(日)
会場:おおぐで湖キャンプ場(長野県飯田市)
出演:Metaholics、John Nakayama Trio、Coco Wave、REO MATSUMOTO、空即是色、ほか