190429(Mon)Permanent Fish『ラストコンサート~ありがとう~』』
それでは、Permanent Fishラストコンサートを振り返ってみます。
ライブレポートとして書く予定でしたが、ブルーレイとなってリリースされるということで、実際にそちらでお楽しみいただくのがいちばんかなと考えました。
なので、ここでは最初で最後となるライブ映像作品のリリースに際して、こんなところが見どころなのでは!?という個人的ワクワクポイントを書き出していくことにします。
それでは「音の海へ、レッツ・ダイブ( ゚Д゚)ノ」←最初で最後の謎すぎる掛け声。
まずは、ステージ・会場についてです。ラストツアー、そしてラストコンサート。
この2つを通して、Permanent Fishはとても”青”が似合うグループであったことを再認識させられました。
この日もスタートはまず一面の”青”に照らされました。
ツアーの時と違ったのは会場の広さでしょうか。ツアーでは小さな海が目の前に現れたかのようでしたが、2階後列からステージを見下ろす形での参加だったので、巨大な水槽を眺めているようでした。
その水槽で様々なフォーメーションを用いて歌う個性あふれる5人のPermanent Fish。
途中でToseaさんがTakeshiさんを追いかけまわすシーンがあり、水族館にもこんな魚たちいるよなぁ~と、ほほえましく見ていました。
加えて、入場の際に観客へと配布された”リップルライト”。これに関する説明もフライヤーに入っており、開演までに「ふむふむ( ゚Д゚)」と目を通していました。
大きめの雪見だいふく(美味しそう!)のような、手首につけるかわいい奴(形は数種あるようです)。
私ははじめてこれを見たのですが、観客による手動点灯ではなく、演出に必要な際だけ指令により自動点灯するというなんとも興味深げな1品。
1回目は<gleamin’ girl>の時に点灯。この曲めっちゃ好きなのですが「お!光ったぞ!どこから指令が(( ゚Д゚))」と、リップルをじっと見つめたりキョロキョロしたりで、ステージはあんまり見てなかった気がします←
しかし会場中を見渡せば、ビー玉・珊瑚礁・水草・貝殻などをレイアウトしていくように、各々が持ち寄った想いがこの光を通して一体となり、そこに巨大なアクアリウムが完成していました。
この演出は相当ステキでした。この曲を含め、リップルの点灯は4曲あります。
点灯パターンもすべて違うので、共に作り出した巨大なアクアリウムをまた違う視点から見られるのが楽しみです。
それは言葉で書くと”幻想的”という言葉がピッタリですが、幻なんかではなく、そこにはっきりと輝かしい14年間が見えました。
『須磨海浜水族園(スマスイ)』の公式サポーターを務めていたこともあり、まさにPermanent Fishの活動を映し出したようなステージ作りでした。
続いてMC!果たしてどこがカットされ、どこが使われるのかという笑。
おなじみTakeshiさんの『どーでもいい話』がどーでもいいからとカットされてしまうのか、kouheiさんの「ほとんど辛かった」発言は残されてしまうのか等々。
いずれにしても、個々の言葉はとても正直なものだったと思うので、またそれを改めて聞けるのが楽しみです。
ラスト。忘れちゃいけない音楽。
KAZZさん卒業時のようにガンガン泣いてしまうのでは…と思っていましたが、そんなスキを与えない構成ですごく楽しかったです。
いちばん夢中だった時期の曲たちはメドレーとなってさら~っと駆け抜けたわけだが、それも良かったのかもしれない。
頭が<Simple Song>だった時点で「うひょっ( ゚Д゚)」となったのですが、<What I am>が入っていたのでえらく感激した。
ほんっとにこの曲が自分のテーマソングみたいになってた時期がありましてね( ゚Д゚)ノグッ
それもあったのでアレンジしたkikuriさんにメドレー制作に関して感謝を伝えたところ、得意気に自分の腕をポンポンと叩きながらドヤ顔されました笑。
とてもkikuriさんらしい反応でうれしかったです笑。
Takeshiさんはやはりステージへの出演は他のメンバーに比べたら減るだろうな、と思ったので1曲1曲が沁みましたね。
<反作用のLOVE>や<I>。
”節”の効いた曲たちをたいへん美味しく聞かせていただきました。
Toseaさんが「PFはすごくハッピーなわけではないけど、じんわりと伝わるラブソングが多い」と話していました。
たしかに悲しかったり寂しかったりする曲もあるけど、すべては彼らの持つ「優しさ」から生まれているものだなと思ったり。
で、実はShunsukeさんの曲はそんな曲が多いなぁと。
特に<左>は、初対面で「背が高い・眉毛細い(ほぼない)=なんか怖そう」というShunsukeさんのイメージを一新させてくれた曲だったので、フルで聴けたのがうれしかったです。
これからも熱くて優しい想いを胸に歌い続けてほしいですね。
久しぶりに聞いた中では<もしも僕が>。
MVはありますが、ライブとして歌っている姿が残るので、これもまた何度も見れるのが楽しみな1曲。
コンデンサーマイクの1曲は<Mr.ジェラシー>が意外な選曲でおもしろかった。
Toseaさんの身振り手振りが当然いつもより大きいので、苦々しさともやもや倍増してます。
これを見てこんなに相手に飲めり込める感情がうらやましく感じてきてしまった。
裏を返せば一種の惚気なのだろうか。う~ん。そう思えば男でも女でもかわいい感情だ!
そして、本編のラストから2曲目が<一万枚の五線譜>だったのだが、ふと「私はPFの音をどれくらいの言葉や文字数で表現してきたのだろう」と考えました。
それがファンの方たちだったり、あわよくばメンバーに少しでも伝わっていたら良いなと思います。たぶんそれはこれからもきっと。
誰に頼まれなくとも、これこそ私が持っている「僕にしかないものさ」なので。
ライブに行けなかったことや、そういう日々を後悔する必要はないと思います。
もっと早く出会いたかった!近くで見たかった!聴きたかった!とかもあると思います。
それでも、Permanent Fishが好きだったという事実だけが永遠に残ったら、総じてハッピーなんじゃないかと思います。
5人で群れをなしていた魚たちが別々の方向へと泳ぎ始めて1か月が経つというところ。
解散って多くの人は悲しい響きだったと思うけど、捉えようによっては進化の兆しです。
1グループとしてあった音が、5つの音としてまた違ったものを生み出そうとしているわけなので、音楽好きとしてはうれしいことです。
現にいまも個々のツイートを見てワクワクさせられています。
しかし距離の関係上、バラバラになったものをすべて追いかけるのは非常に難しい。
なので、お近くの方はまた感想等々たくさんつぶやいてくれたら、遠くにいるファンたちはたいへんうれしいと思います。
私も目にしたらありがたくいいねさせていただきます。
簡潔にかっこよかった!だけでも、その一言があればあるだけ、歌い手たちに興味を持ってもらうきっかけも増えるかと思うので。
これで縁が切れてしまったらそれはそれですけど、またどこかで彼らの音楽に出会うその瞬間が来たら、相変わらずその音を真摯に受け止められる人でいたいと思います。
ということで、書き出したらキリがないのでこのへんで。
どこをとっても本当に素晴らしいライブでした。