ニューヨーク市内で初のアウトレットモールがオープン
ニューヨーク市内で初のアウトレットモール「エンパイア・アウトレット」が開業しました。
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ニューヨークの中心部マンハッタンのダウンタウンから、無料のフェリーに乗って行く離れ島スタテン・アイランドにあります。
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ニューヨークの郊外には巨大なアウトレットセンターのウッドベリー・コモンズがありますが、市内から約一時間以上離れていて車両を持たないニューヨーカーが多いこの町では少々買い物するにも不便です。
このエンパイア・アウトレットがフル開業したら、ニューヨーカーのショッピングのしかたも変わります。
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最大の利点は市内であり、フェリーは無料である事とスタテン島側のフェリー乗り場から徒歩でほんの2〜3分という立地でしょう。
ニューヨークの常で開業当初は未完の状態が多く、ここも例外ではありません。
おそらく現時点では1/3程度の店舗しか開店していない状態です。
まだ工事現場という感じの部分も多い
アウトレットはプロパー店からある程度距離が離れた場所に作るのが基本で、多くの場合は都市部から1時間か2時間離れて行楽地への途中などが多いのです。
本来のアウトレットというのは、単なる安売りではなく現行商品も含めた在庫の調整と在庫処分のはずです。 であれば、シーズン中でも在庫過多の商品があればタイミング良く処分するのが本来のあり方です。
どんな形であっても、プロパー店に対して影響があってはいけないからです。
ですからこの最新アウトレットモールは、市内ではあっても離れ島だからこそ出来た開発テナント構成になります。
ブルックスやバナナリパブリック、ナイキ、サムソナイト等のアウトレット店、百貨店はノードストロームのラックなど、全部開店すると約100店舗となります。
スタテン島内にはこの他にも新しいモールの開業があり、今まで大したものがないと言われたスタテン島が一気に変わるキッカケになりそうです。
行き来のフェリーは無料ですが、ニューヨーク市の景色が楽しめます。
世界一の摩天楼に自由の女神、夜になればすごい夜景となります。
買い物してもしなくても、小売業巡りに加えて行くだけでも楽しめそうなスポットです。