【内申対策】次に活かせるテスト分析の仕方
塾にとって、
過去問の分析はとっても大切なことです。
上記はある私立中学校の問題傾向を表にしたもの。
入試問題はもちろん、各学校のテスト問題にも傾向や発見があります。
例えば、各大学の問題は、各大学から受験者へのメッセージでもあります。
それを究明するのが楽しいんです。
あ、余談でした。その方法はまた別の機会に。
今日の本題は「生徒のテスト分析の方法」です。
生徒たちにとっては、
テストというのは大切な自己振返りアイテム。
今日はぜひ実践して欲しいオススメ分析方法についてお伝えしましょう。
あなたの手元に返ってきたテスト。
まずは点数でひとしきり一喜一憂しましょう。
落ち着きましたか?
では、早速、分析の開始です。
まず注目するのは、「間違えた所」。
その間違え、なぜ間違えたのかを考えてみましょう。
2つに分類してみてください。
「たとえ5時間あっても解けなかった問題」…A
「5時間あって何回も見直ししたら解けた問題」…B
Aは準備不足が原因です。
「準備不足間違え」と名づけましょう。
対抗策としては、
テスト範囲の中でわからない(理解できない)問題をなくしていくことが、
次のテストに向けたやるべきことになりますね。
テストが終わった瞬間からもう次のテストは始まっていますから、
学校の予習ペースで不明点をどんどん消し去っていきましょう。
そして、問題はBです。
Bについてよく考えることが、
このテスト分析で最も重要な事です。
名付けて「本当はなくせた間違え」!!
見つけたら一つ一つなぜ間違えたのかを考えてみましょう。
そこで出てきた課題によって、
次のテストに向けた練習方法が変わってきます。
いくつか例を見てみましょう。
時間がなくて焦ってたから間違えた!
→解くスピードを上げる練習やテストでの時間管理の練習が必要かも。
→ストップウォッチ作戦や!!
緊張していたから間違えた!
→普段からプレッシャーをかけて練習したほうがいいかも。
→講師の腕の見せ所!適度なプレッシャーを。過去問演習もいいかもね。
最初の問いが難しくて後半心折れていた
→テストの解き方(難しい問題の飛ばし方)を知っておくといいかも。
→模試などを使ってテストとの闘いに慣れよう。
なんでケアレスミスしたかわからない
→課題発見できていない一番危うい状態!!
→過去問や模試、総合問題演習を通じて自分の課題を把握しよう。
もちろん、
課題やその対抗策は一人ひとり違ってきます。
大事なのは、考えること。
「失敗は成功のもと」とはよく言ったもので、
間違いがあるからこそ、人は成長ができます。
しっかり考え抜き間違えの理由と対抗策を見つけることで、
間違えはその瞬間、
成功への道標となるのです。
さぁ、しっかり分析をして、ぶっ倒そう。