柚木慈生温泉
長いGW。俺は遂に独身タイムを手に入れた!
何をしようかあれこれ迷ったけど、
俺は柚木慈生温泉で日帰り湯治する事に決めた!
本当に久しぶりに来た。
多分9年振り位だと思う。
俺は入浴料+休憩料の1000円を払い、脱衣所に向かった。
童貞そうな男性が、なぜかひたすら成分表の内容をメモっていた。
ここは芋洗いの湯として有名やけど、ラッキーな事に誰もいなかった!
俺は久しぶりのお湯を満喫した。
まず色が凄い。茶色と緑を足して2で割ったような色。
次にかほりも凄い。基本鉄気臭なんやけど、時々硫黄臭がやってくる。
最後に泡付きが凄い。1分も浸かっていると、全身細かい気泡だらけになってしまう。
こんなお湯はなかなか無い。
1人で満喫していると、先ほどの童貞風の男性が入ってきた。
「なんであんな事をしてたのですか?」と聞こうと思ったが、
久しぶりの独身時間なので、自分の為にも話しかけるのをやめた。
ここの湯は「初めての方は10分以上入浴しないで下さい」と書いてある。
俺は折角なので20分位浸かった。無言の時間が15分位続いた。
俺がお湯から上がる時に、男性の頭上のタオルを見たら
「温泉ソムリエ」と書いてあった。彼はプロの温泉マンかもしれない。
そう思うと、俺の背筋に何かが走った。
俺は2階の休憩所に向かった。
休憩所にはおばちゃんが2人おったけど、
俺は気にせずに布団をひいて横になった。
強いお湯に長く入りすぎたせいだろうか?
体がビリビリと痺れたような感覚。
おばちゃん達は「水子」の話と
「次第に親の嫌ところが見えてくる」という、
決して明るいとは云えない話題で盛り上がっている。
俺はそんなの気にせず90分位昼寝した。
幸せだった。
目が覚めた俺は布団を畳み、もう1度お湯に入る事にした。
1階に下りてビックリしたんやけど、別の童貞風男性が成分表をメモっていた。
この湯の神格性を感じると同時に、ちょっとウンザリした。
本日の2回戦は覚悟をしてたけど、芋洗いの湯となった。
全身アトピーの中学生から、おしゃれタトゥー有りの男性まで。
やっぱり温泉は1人で入るに限る。痛感した。
最後は名物アップルパイと源泉を頂いた。
ここのご主人は元ホテルマンらしく、料理が美味しいらしい。
確かにアップルパイは美味しかった。
建物は薄暗いけど、それ以外は完璧だと思う。
またいつかここへ昼寝しに来たい。
温泉の記録
①カテゴリは?
共同湯
②雰囲気
ボロい
③入りやすさ
入りにくい
④駐車場
とめやすい
⑤シャンプー・石鹸
なし
⑥色は?
茶色+緑
⑦かほりは?
鉄気臭時々硫黄臭
⑧すべすべ感は?
無し
⑨泡つきは?
激しい
⑩湯の粘性
特になし
⑩温浴効果
全身倦怠感/
⑪その他特記事項
初めての方は10分以上入ってはならない。
源泉をお湯で割っているらしい。
源泉は必ず飲んで帰るべし。