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【卒業生便り】もじゃおの場合

2019.05.31 06:41

もじゃおさんです。

「3/17ごろから板橋区内の某所に現れるようになった」と、地元の方からご相談がありました。4/2には別の餌やりさんからも保護依頼が。彼らは「捨てられたに違いない」「人馴れしていてついてくる」と異口同音におっしゃいます。お外で生きていくのが困難な長毛猫さんということもあり、「初期医療費などの負担をお二方にお願いできるなら」という条件付きで保護することになりました。

ノラ猫時代のもじゃお氏の姿。ヒトテンチョーには、どう贔屓目に見てもめっちゃノラ猫です。眼光鋭いし。

けど、「人馴れしている」というお二方の言葉を信じ、TNRを専門に行う「TNRボランティア板橋ねこの会」のS田さんに捕獲を依頼しました。と、早速捕獲器にインw 

ハイ、ノラでしたw

毎度のことですが、ナレナレ詐欺、捨て猫詐欺が横行していますw もじゃおは人も猫も苦手な玄人向きの猫でした。目が合えばイカ。常にハンモックに籠城。このままでは家庭内ノラ必至です。とはいえ今さらリリースしたら遺棄。焦りました(汗)。

保育園でのもじゃおはハンモックに沈み込み、夜になると出てきて遠吠えのように鳴き続けるばかり。けど、だんだんご飯の時だけお座りしてスタンバイするように。お。いけるか??と、思いきや、何の進捗もないまま月日が流れていきました。

神、君臨!

ところが。ある日、新店舗の臨時営業兼里親会に神が訪ねてきました。初めて猫と暮らすという神に「猫とのどんな暮らしをイメージしていますか?」と訪ねたところ、ベタ甘でもいいし、見ているだけでもいいとのお返事。すぐさまもじゃおの写真を見せると…


「か、かわいい❤️」


即決定!そしてGWにトライアルすることに。ちなみに神は独身・独り暮らし・男性。保護団体に断られる要素しかありませんw 「猫と暮らしたい!」と探し始めたところで、初めて訪ねた施設が当店だったとか。あちこちで傷ついて心折れる前に来てくれて良かったです〜。

(もじゃおさん、舌出ちゃってますよー)

事前のご自宅訪問では、すでにあれもこれもと猫用品が準備され、頑丈な脱走防止扉も自作中でした。そしてお届けしたのがなんと、平成最後の日。夜10時ごろだったでしょうか。待ちわびてくれていた神さま。


「ふたりで令和を迎えます♪」

「可愛い写真が撮れたら送ってくださいね♪」


そんな会話から3週間。

待望のもじゃお画像が送られてきました。

もじゃお、見事な家庭内ノラをやってましたw 活動するのは神さまが就寝した時と外出した時のみ。遊んであげようとオモチャを差し出したら、猫パンチをお見舞いされたとのこと。

後日、当店のイベントに笑顔でやって来た神さま。さぞや苦戦していると思いきや、「可愛いです!夜鳴きもするけど気にならなくなりました。可愛い猫をありがとうございました!」と天使のようなお言葉。

そしてなんだかんだもじゃおは神さまが気になるようです(笑)。名前は令和になる日に来たので「れい」くんになったそう。いつかカラーでボケてないもじゃおことれいくんの写真が届く日を楽しみにしています!


あと、5年くらいかしらね〜(汗)