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夢月風鈴

川苔山に登ったお話

2019.05.30 14:06

川苔山に登ってきました。そして無事に帰ってきました。。。


最初に言っておきます!初心者向けなんかじゃありません!!

初級者だとしても日ごろから運動をしていて体力に自信のある方以上、できれば中級者向けの山です。


高尾山(ロープウェイ使わず6号路、5号路、3号路、2号路)と、御岳山(下りのみケーブルカー利用)を登っただけの運動不足のド素人は、危うく自力で下山できなくなるほど限界ギリギリでしたよ、、、

もっとも、人より荷物が重いっていうハンデが難易度を上げているのですが、その話は後ほど。


さて、気を取り直して、

川苔山は奥多摩にある人気の山です。

標高1,363m。標高差も1,000m越えの道のりです。

奥多摩駅からバスで川乗橋まで、川乗橋から沢沿いに百尋の滝へ向かい、そのあと川苔山の山頂へ。山頂からは鳩ノ巣駅目指して下山という、初級・中級者向けとも言われている代表的なコースです。

Googleマップに落とし込んだGPS情報はこちら↓

川乗橋から百尋の滝までに撮った写真はこちら↓の記事に一挙掲載したので、ぜひご覧ください!

この苔むした景色を撮りたくて川苔山に行ったんです。


ほぼ始発に乗って、奥多摩駅には7:18に到着しました。

そこから7:27発のバスに乗りました。なんとかトイレに寄る時間は確保できました。

川苔山にはトイレがないので要注意です。細倉橋にあるトイレはしばらく調整中のままで、この日も調整中の張り紙は剥がれ落ちていましたが、カギがかかっているようでした。


バスに乗って川乗橋に向かったのですが、ここでいきなりの第1トラップにひっかかってしまいました。

バスは登山客でいっぱいで立ち乗りでした。このコースは大人気で後続の臨時バスに乗る可能性も想定のうちでした。

なので、みんな川乗橋で降りるもんだと思い込んで油断してたんですね。


誰一人として降りない!!!(笑)


気づいたら川乗橋を通り過ぎていて、慌てて停車ボタンを押して次のバス停で降車しました。

そこそこ距離のある、ひと停留所分、準備運動をしてしまいましたよ。。

川乗橋で降りる人は、大半がもう1つ後の1時間後のバスに乗る人が多いんでしょうね。

ちょうどその時間は、おくたま1号と接続する時間なんです。

まぁ、そんなこんなで気を取り直して川乗橋から登山開始したのが8:00頃。

しばらくは、関係車両のみ通れる舗装道路を登ることになるのですが、ずっと沢沿いなので雰囲気はありますし、ところどころ思わず撮りたくなる景色もあります。

舗装道路をしばらく進み、細倉橋から山道に入ると、いよいよ本格的な苔の世界へ。

めくるめく苔と沢、ときどき小滝の共演にテンションはあがりっぱなしです。

この日は季節外れの猛暑日だったので、一番気を付けるのは熱中症だな、と心していたのですが、道中とても涼しかったです。暑さを感じたのは山頂ぐらいです。

この山は夏もおすすめなんじゃないでしょうか。

そうこうしていると、ほら、例の絵になる橋スポットにたどり着きました。

前記事とは別バージョンの写真をどうぞ。

このあたりから、3、40分ほどで百尋の滝にたどり着きます。

滝の写真はぜひ前記事のも見ていってくださいね。


というかお気づきですか?

前記事に載せた写真はすべてこの百尋の滝までの風景なんですよ。

この景色を見に行ってみたいなと思った方、百尋の滝までのピストンコースがおすすめですよ!

なにも川苔山の山頂まで登らなくても、こういった景色を楽しむことができます!


百尋の滝の一帯はまさに天然クーラーでした。

マイナスイオンたっぷりの涼しい空間は本当に気持ちがいいですよ!


ただ、百尋の滝までのコースもしっかりと山道ですので、ちゃんと登山準備をしてお楽しみくださいね。

11:00頃出発。およそ45分ほど撮影に費やした計算です。

百尋の滝を出発すると、じわじわと道が険しくなっていきます。

幾度となく立ちはだかる急坂を、休みつつも地道に攻略していきます。


急坂ってなんでうまく伝わる写真が撮れないのでしょうね?

なので撮ってみた写真は使いませんが、それはもう険しい坂を延々と登り続けました。


そして、時はおよそ13:30ごろ、、、

ついに登頂しました!!!!!

あれだけハードな道のりだと達成感もひとしおです。

やったー!っていうか、放心状態のような静かな達成感ですね。

はい、疲れました。


この石碑は最近できたものっぽいですね?

山頂では、軽い食事をしたり着替えたり一息つきました。

いや、道中何度も一息ついていますが。


ところで、この記事の冒頭の写真もこの山頂の写真なんですがね、

普段、風景写真の現像で修正ブラシとか使うことはないのですが、今回は使っています。

現像したら、険しい道のりで砂ぼこりでもかぶってしまってたかな?と思うぐらいのゴミが写っていたんです。

それ、よくよく見ると、無数の虫!

山頂に飛び交っていたアブか何かが写りこんでいたんですね。

解像度の高いカメラとレンズというのも、時として考え物ですね?


ビフォー写真は、いわゆる閲覧注意になってしまうので、載せませんが、ゆうに100匹近くを抹殺しておきました(画像上で)


そんなグロ話はともかく、14:00には鳩ノ巣駅に向けて下山を開始しました。

実はここからが本題です、、、

鳩ノ巣駅方面の道は、さも簡単かのようなことを書いている記事が多いですが、地味にきついです。

たしかに途中、平たんな道もあります。しかし大半は地味に急斜、地味に岩がごろごろ、地味に段差が高い、そんな地味な難易度がじわじわと足をむしばんできます。

登頂した時点でそれなりに疲労がたまっていたのでしょう。

下山特有の足へ負荷が顕著に現れます。乳酸がたまっていくのが実感できます。

ペース配分は間違ってなかったと思います。膝も最後まで安泰でした。

ただただ足の疲労が蓄積され、最後の方は牛歩状態でした。


それでもケガもせず、日没前にはちゃんと自力で下山できたので良かったです。

一般的な日帰り登山より荷物が重いのも一因なのでしょう。

フルサイズのカメラは本体がおよそ1kg。大口径レンズもおよそ1kg。

体形的に水分は4L持っていきました。

それ以外は一般的な荷物ですが、この差は少しずつ負荷になってるかもしれません。

あと、こういうときトレッキングポールが効いてくるんでしょうね。たぶん近々買うと思います。


4Lの水は残り30分ほどのあたりで枯渇してしまったので危なかったです。

10時間近い行程になってしまったので無理もありません。

ようやく人里が見えてきたときは、それはもう感慨深く、

達成感というか、解脱感(?)を噛みしめていました。。


駅に着いて飲んだ爽健美茶は今までで一番おいしかったです。

(脱水状態でのビールは怖いので控えました)


date: 2019.05.25

location: 川乗橋 ~ 百尋の滝 ~ 川苔山 ~ 鳩ノ巣駅


PENTAX K-1 Mark2

HD PENTAX-D FA★50mmF1.4 SDM AW