田植えが終わったー!
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この3日間、江田集落に携わってくれた全ての人に感謝いたします。
例年になく水不足の環境下で、田植えまでの準備に相当手こずった年。
この学び、来年以降に繋げていかないと。
さて、準備期間中に学んだことを振り返えっていきます。
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⚫︎ 水は集落の資源
世代ごとに働き方、暮らし方に違いがある。
細かく言えば、生育方法や水を入れる時間帯など生き方によって考えは異なります。
限りある水資源をどう分かち合うかが毎年の課題にせよ、あるものを自由なタイミングで使えると勘違いしてしまうと集落と軋轢を生んでしまいます。
今年は水不足に悩まされた年。
水が無いなら、水を溜めれる圃場づくりに徹することが僕らのできる解決策。
しかしこれが出来ずまま、水を自由に使ってしまったらどうだろう?
「やったらええんちゃうん!」の風潮で神山に来た移住者がこの言葉を鵜呑みにしてどこでも自由にできると思ったら…大変ですね。
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水資源を最大限活かすためにも、今年特に学んだ3点を留めとおきます。
❶ 水を溜めるってどうゆうこと?
「水を溜める=水が溜まる環境を整えること」
数年前まで、波板を打ち込めば水が溜まると教えられました。
しかし、毎日入れる水が数時間で無くなる現状を見て「水が抜ける」ことを理解し「溜める」ことを意識した準備に徹します
●水が溜まる構造(代掻きの在り方)
●波板(or泥畔)の意味
●カニやモグラなど生態系の影響
1枚ごとの圃場特性を理解し、水を溜める圃場づくりが準備工程のなかで一番大切だと学びました。
❷ 水の流れ
江田集落の水路は本流で1.5kmほど。コンクリートのため劣化も激しく、至る所で亀裂による漏水が目立ちます。漏水は侮れず、これが原因で下流にいけばいくほど水位が低くなり、入水に支障をきたします。
一方「落とし水」という技術もあります。
田んぼをダムに見立てて、少ない水量で田んぼから田んぼに効率よく水を行き渡らせる技術です。水路を這わすことなく、田んぼの水を直接田んぼに流せば水は十分に存在し活用できます!
この原理、今まで曖昧のまま理解しきれなかったけど、今年ようやく理解できました。
未だ心のどこかで「川の水をたくさん使えばいい」と消費ありきで田んぼと向き合っていた自分もいたはず。
資源は有効的に、大切に扱うことを心がけて使うのが一つ礼儀だと体感しました。
❸ 準備
準備を疎かにすると、時間も資源も当初予定より何倍も消費してしまいます。
今年から特に意識して「準備」に時間を使っています。
各工程の本質的な意味も見出して、無駄な手間は極力省けるように。
作業に携わってくれる、応援に来てくれたみんなが気持ちよく作業に取り掛かってもらえるよう意識しながらね。
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最近、神山でもお米をつくることが身近になり自給米の栽培にチャレンジする人が増えてきました。それを食べる循環は大いに賛成ですが、自然の流れ、集落のリズムを熟知せず、自分たちの好き勝手に田んぼをしてしまうのはどうなんでしょうか。と感じることもあります。
楽しみたいなら、人一倍の苦労や努力は絶対に必要。
さて、今週末からいよいよ楽しい除草!
中野式除草機の2年目がスタートします。