サプライズ
今日は利用者の子がとても憧れているアーティストのミニコンサートがあり、お母様と一緒に観に行けることになったのですが、本人にはあえて知らせず「お母さんの買い物について来てね」と伝えられているだけだそうです。
普段から雑誌やインターネットの画像をプリントアウトして自作の写真集を作ったり、DVDを観て感動して「いつかコンサートに行きたい」と言っていたので、事態を把握した時はえらく興奮するのではないかと、職員たちもドキドキしています。
少しドッキリ的な感じなので明日感想を聞くのが楽しみです!
----------(本日のデイ終了後)-----------
子ども達を無事に送った後、普段より遅くデイに残っていました。
20時過ぎ頃にピンポーン!と突然インターフォンが鳴り「こんな遅くに誰かなぁ?」と思いながら玄関ドアを開けると、なんとコンサートに行った子がお母さんと立ち寄ってくれたではありませんか。
「コンサートどうやった?顔見れた?」と聞くと、カバンからCDを出して「目の前でサインもらった」「何年生?可愛いね」って言ってくれたと興奮気味に話してくれました。
お母さんも体調が良い訳ではないのですが、頑張って連れて行って下さり ❛本当にありがとうございます❜ と思いました。
普段から大好きなことを知っているのにお母さんと私たちでコンサートの事を黙っているのが辛かったです(前日まで中間テストで手につかなくなるので)。
それが願い叶って、なお思っているよりサプライズが多く、嬉しく興奮して話してくれている姿と、お母さんの想いを感じ、嬉しくて感動し涙が出そうになりました。
普段のこの子は「私には良いことなんか何にもない」とよく言って悲観的になることもありましたが、この機会は夢はいつか叶うという希望を与えてくれた気がします。
(施設長 馬場)