即興演奏 CHROMAPHONE 2.(クロマフォン 2)
先日書いた記事の中に登場した音源のメーカー、AASからCHROMAPHONE2発売とのメールが届いていたのでゲットしました!
木琴、ビブラフォン、グロッケン、カリンバ、ドラムなどが得意な音源です。
さっそく音を作り、即興演奏してみました。
クロマフォン2では用意された数種類の物体を調整して叩くことができます。
例えばドラムのヘッド。
ドラムに張ってある「皮」です。
この皮の張力を変えて柔らかくしたり固くしたりできます。
固くし過ぎると金属になったりします。(笑)
また、皮の真ん中を叩くか、端っこを叩くかを自由に決められます。
ドラムの皮なので、通常、ドラムスティックで叩きますが、この叩く物体の硬さや質感も調整できます。
そして、クロマフォン2のすごいところは、二つの物体をカップリングできることです。
ドラムのヘッドにドラムのボディになる筒(つつ)を組み合わせて、ドラムを作ることもできます。
皮の張力を変えたり筒の太さを変えたりして、無限の種類のパーカッションを作れます。
また、現実ではありえないカップリングでも、しっかり影響し合うので、未知の響きが産まれます!
音作りが最高に楽しい音源です。
機能面でおもしろいと思ったのはリバーブが2系統ついているところです。
追い込めるリバーブと、スタジオミックスです。
スタジオミックスは1個のつまみを回すだけでアンビエント感が出せて便利です。
↑スタジオミックスはEffectsタブの右下にあります。
別系統なので、ReverbをONにする必要はありません。
冒頭でCHROMAPHONE2の得意な楽器を書きましたが、「叩く」は、ノイズを選ぶこともできます。
発生頻度を高くすると連続性が産まれます。
レゾネーターに弦を選べばストリングスも作れます。
プリセットの中にはギター、ベース、オルガンや笛もあります。
実質、どんな系統の音でも作れると言っていいと思います。
メインシンセのHarmorでも金属やガラスの質感の音を作れて追い込めるのですが、CHROMAPHONE2は素材が決まっている分お手軽で、振るまいを作り込む必要がないので楽です。
CPUパワーはHarmorの10倍くらい持って行かれますけどね。(笑)