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河童橋

2019.06.01 09:34

https://www.kamikochi.or.jp/learn/spot/%E6%B2%B3%E7%AB%A5%E6%A9%8B  

上高地のシンボルともいえる河童橋。人工物でありながら、その姿は大自然と融合し上高地に欠かせない風格のある存在となっています。橋の上からは雄々しくそびえる穂高連峰や岳沢、清冽なる梓川の流れ、陽光に煌めき揺れる川辺のケショウヤナギやカラマツ、そして振りかえれば時折噴煙たなびく焼岳が展望できる絶好のビューポイントとなっています。

4月27日の開山祭から5月の連休にかけて、あるいは7月中旬からの夏休み期間、そして10月上旬あたりからの紅葉の時期など、最盛期ともなれば河童橋周辺は〝上高地銀座〟と呼ばれるほど多くの観光客で賑わいます。

Wikipediaでは

河童橋という名前の由来には諸説あり、

昔ここに、河童が住みそうな深い淵があったため。

まだ橋のなかった時代、衣類を頭に乗せて川を渡った人々が河童に似ていたから。

などがある。

1927年、芥川龍之介が小説『河童』の中で、上高地と河童橋を登場させたこと(および芥川が同年に自殺したこと)でより有名になった。

と紹介しています。

またあらすじを下記のように記しています。

物語は、ある精神病患者の第二十三号が誰にでも話すという話を語ったものであるとして進められる。3年前のある日、彼は穂高山に登山をしに行く。その途中で彼は河童に出会い、河童を追いかけているうちに河童の国に迷い込む。そこは、すべてが人間社会と逆で、雌の河童が雄を追いかけ、出産時には事前に河童の生活について知らされ、胎児に産まれたいかどうかを問い、胎児が生まれたくないと答えれば即時に中絶が合法的になされる。悪遺伝を撲滅するために、健全な河童に対して不健全な河童と結婚することが奨励される。資本主義者のゲエルは新機械の発明で職工が次々解雇されるが、罷業や社会問題が起きない理由として『職工屠殺法』を挙げ、ガスで安楽死させられた河童の肉を食用にすると言う。唖然とする精神病患者に、「あなたの母国でも第4階級(最貧層)の女性が売春を余儀なくさせられているのだから、食用を厭うのは感傷主義」と言い放ち、河童の肉で作られたサンドウィッチを差し出す。哲学者のマッグは『阿呆の言葉』(自作の『侏儒の言葉』や『或阿呆の一生』の表題のパロディーと考えられる)という警句的著作で「阿呆はいつも自分以外のものを阿呆と考えている。」、「我々は人間より不幸である。人間は河童ほど進化していない。」といった警句を記す。後に詩人のトックは自殺を果たすが、死後に交霊術により現れ、様々な質問に答え、自分の死後の名声を気にかける。中でもクライストやマインレンデル、ワイニンゲルのような自殺者を友人として称賛するが、自殺はしていないがそれを擁護したモンテーニュは評価するが、厭世主義者のショーペンハウアーとは交友しないという。人間の世界に戻った主人公は、河童を人間より「清潔な存在」と振り返り懐かしみ、対人恐怖が一層激化することになる。