浜松サザンクロスほしの市 イラスト

「街」

私は目を覚ました

あなたは眠った

笑う声が集まってはじけた

ひみつきちをつくったのは

ひとりでじっくり泣きたかったから

三本足の白いねこは自由の意味を知っているんだろう

感情が交差する

街は鼓動する

人々は血液

生活は細胞

街は呼吸する

透明くじらはこのにぎやかな生命がずっと続きますようにと

祝福の星を鳴らす

浜松駅南のサザンクロス商店街で毎月第2日曜に開催するこだわりのマーケット『浜松サザンクロスほしの市』にイラストを提供致しました。ラッピングや、オリジナルカード（2019年９月公開！）に使用していただいております。

浜松ではマーケットイベントがいくつかありますが、ほしの市はとにかく「バランスがいいな」と思います。この感じは行ってみると伝わると思うのですが、とにかく居心地がよい、やさしいマーケットです。ここで出会った出展者さん同士が繋がってあたらしいイベントをつくったり、コラボ商品が爆誕したりと、魅力的な細胞分裂が起こるマーケットだなあとおもいます。イベントやってそこで楽しくておわり、だけじゃなくて、こうやって別のかたちで発生させたり、お客さんをまた違う世界につれていけたりする力があるってやっぱつよい。店舗を持っているいないに関わらず、いいもの作っている人がいる、それを待っている土壌がある、という浜松の特徴にコミットしたイベントです。ぜひ足を運んで、あなたのすきなものに出会ってもらえたらいいなとおもいます。

追記

この絵を気に入って、おうちで飾っています、というご報告をたくさん頂いております。はわーーうれしい。ありがとうございます。もともと包み紙用に描きおろしたものですが、それをたいせつに持ち帰って、厚紙で補強して、壁を整えて、、、なんて幸せ者な絵なんだ。よいなあ。ヨーロッパの方々が包み紙にされていた浮世絵を大切に飾ってくれたあの頃をおもいだします。絵はもっともっと日常にあるはずだ。決して「なじみがない、わからない、むずかしい」ものじゃないんだね。よかったよかった。