Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

きもの伝道師 貴楽 Kiraku/栗原貴子

きものデビューするとこんな「うれしい5つの変化」が起こりますよ♪

2019.06.02 08:32

こんにちは。栗原貴子です。

きものライフを送るようになって、四半世紀以上がたちますが「きものを着ていなかったら、こうはならなかったなあ」と思うことがいくつかあります。


その「うれしい5つの変化」について書きますね。

①所作がキレイに

きものって、動作の自由は洋服に比べたら少ないです。お袖もあるし、雑に動くと汚しそうになります。その「汚しそう」を防ごうとすると、自然とゆっくりと一つひとつの動作が丁寧になるのです。とはいえ、その「ゆっくり」はかすかなもので、モタモタしているわけではないんです。ほんと、気持ちの問題なのですね。

言い換えると、普段の速度は「気が焦っている」だけ。

他人の動作を見ていても、そう感じることありませんか? 

チャッチャと動いているようだけど、「素早い!」というよりは「雑!」に感じること。職人さんの手仕事を「素早い!」と感じるのって、そこに「丁寧」「正確」という要素があるからなんだと思う。そうでない場合は「雑」に見えてしまうのですよね。

きものって「気が焦っているだけ」の雑なチャッチャという動きができないので、最初はもどかしく感じるんです。でも、別に支障もないのだと気づき、「気が焦っているだけ」だと気づくと、普段の動作も無意識のうちにだんだんと丁寧になっていきます。

そうこうしているうちに、第三者から見て「所作がキレイですね」と感じてもらえるようになるのですね。


②本当の”自分”が顔を出す

いちばん、象徴的なのは「こんな色、着たことないです」というような色のきものが「似合う!」という気づきがあること。いろいろな色、柄のきものがある中で合わせてみると「しっくりくるもの」と「借り物っぽくなっちゃうもの」が如実に分かります。


多くの人が「普段、服で着ているような色合いや雰囲気」のものを選ぼうとします。でも、その「普段の服」も「会社に着ていく」ことを想定して「無難を最優先」して選んでいたりするんです。そのため「慣れ親しんだ服」も「自分にぴったりの服ではない」というケース、少なくありません。


浴衣もきものも、お洋服よりも高価なので選ぶときって、真剣勝負。会社に着ていくわけじゃないから「無難バイアス」もとっぱらわれる。すると……。着たことのない色や柄のモノが自分にしっくりくることを知る、なんて方続出!!!

「私って、こういうのが似合うんだ!」

という発見は衝撃的ですらあります。

すると、どんどん隠れていた「本当の自分」が顔を出し始めるのです。


③自分のことを客観視できるようになる


コンプレックスとか「私ってこういう人だから~」みたいな思い、誰もが持っているものです。そんな「自分像」に「無難」という基準を重ね合わせて、着るモノや持ちモノを無意識のうちに選んでいる。


着付けって自分を客観視するチカラを引き出すトレーニングでもあるのですね。

普段の着替えで下着姿から完成形まで、じっくり姿見を見つめ続けることってないと思います。

洋服は鏡を見なくても着ることができちゃいますから。

でも、着付けはそうはいきません。

じっくりとご自分を見つめ続けながら、着付けていく。

ビギナー時代は、特に長時間、見つめ続けなくてはなりません。

慣れないうちは脂汗が出そうになるかもしれません。。。。。。


すると、次第にコンプレックスがチャームポイントにも転換できることに気づいたり。

「私ってこういう人だから~」というのが、「案外、そうじゃなかった」ってことに気づいたりするんです。

「自分像」がただの「思い込みだった」と知るのです。


④自分の”世界”が広がる


着付けを覚え、きものライフが始まると最初は「着てお出かけする」ことが楽しくて仕方ありません。そして、だんだんと新しく興味を持つ矛先が芽生えてきます。


きものや帯の歴史に興味が出たり。

染めや織りへの興味がわいてきたり。

歌舞伎や能といった伝統芸能に惹かれるようになったり。

色彩について知りたいという意欲がわいてきたり。

メイクやヘアスタイルへの意識が変わったり。


自分の行動にも変化が生まれます。例えば、海外旅行のときに「浴衣を持って行って着る」こともできるようになります。リゾート地でのディナーのおしゃれに浴衣はピッタリです。するとね、英検3級でもいろいろな外国人の人たちと会話をする、なんてことが起きるんです!!! 一緒に記念写真を撮ったり。「気づいたら、ドリンクをごちそうしてもらっていた」という経験もありました。


⑤モノとの付き合い方が変わる


身の回りのあらゆるモノを大事に扱うようになっていきます。

何かを新調するときも「大切に使う」ことを意識して選ぶか、「汚れる」「消耗する」という前提で選ぶか、を見極めるようになっていきます。

「汚れる」「消耗する」と思って買ったモノが、予想以上に長持ちしてビックリしたり。これ、自分の扱い方が丁寧になるからなんです。携帯ショップのお姉さんに「お客様のスマホ、3年前の機種変だったんですね。キレイだったので新品かと思いました」などと言われちゃったりします。


あと「不要なモノを処分する」ときの判断、決断がスムーズになります。「整理整頓」のスキルや色使いのセンスもアップするので、おうちの中がだんだんとスッキリしてきますよ。


「着付けを覚えたい!」というお気持ちが芽生えてこられましたら。

「浴衣から覚える着付けパーソナルレッスン」でお待ちしておりますね。

レッスンの詳細はコチラ!


読んでくださってありがとうございました。