Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

私は1000の風になって  吹きぬけています

2019.06.02 09:50

https://blog.goo.ne.jp/mayumilehr/e/a9fa9e2c809bfe2c6b1256fd5c80dddb    より

新井満の本は、南風椎の本のパクリではないか、という意見は、ネット上ではたびたび見かけたけど、

印刷媒体で、こうやって「パクリだ」と明言してくれたのは初めてだと思うので、うれしくてここに掲載させてもらった。

正直に言おう。

ぼくも、あれは完全なパクリだと考えている。

一例をあげよう。

翻訳の一番重要な個所だ。

英語の原詩にはこうある。

『I am a thousand winds that blow;』

普通に翻訳すれば、こうなるだろう。

『私は吹いているたくさんの風だ』

ぼくはこう翻訳した。

『私は1000の風になって

 吹きぬけています』

「1000の風」と、あえて直訳にしたのがミソだった。  

新井さんの「訳」はこうなっている。

『千の風になって

 あの大きな空を

 吹きわたっています』

「千の風」がパクリであり、「になって」もパクリだ。

「あの大きな空を」は原詩にないが、ぼくの本の写真(上)から、イメージをパクったに違いない。

「ですます」調で訳したのも、写真と組み合わせたのもパクリ。

まったく恥ずかしくなるほどの本だったのだ。

先週、友人の北山耕平と清水伸充が、同時にメールをくれた。

「顔も見たくないだろうけど、満さんが朝日新聞に出てるよ」

『1000の風』の原作者が、メアリー・エリザベス・フライという女性ではないか、という本を出そうとしている人がいて、

新井さんが、「ようやく納得のいく解答にめぐり合えた」と語っている、という記事だった。

笑ってしまった。

2年前、新井さんがわが家にきて謝ったとき、

「エリザベス・フライ説は嘘だよね? デタラメでしょ?」

と何度も聞いてきた。

ぼくは、こう答えた。

「そのことについては、おそらくあなたより詳しいけど、あなたにだけは情報を教えようという気になれない」

いずれ、このブログで書くことになるだろう。

辛淑玉さんは、

「反撃を開始しましょう」というメールをくれた。

それも面白いかも知れない。

何が起きようと、(何も起きなくても)このブログですべて報告します。

===========================

上記の記事が書かれたのは、2010年の1月の末のことでした。

わたしはその頃はまだ、インターネットを使うのは、日本の新聞記事を読むためと、のんびりと毎日のことを綴るだけのブログを書くためだけでした。

フェイスブックもツィッターも、なんだか恐ろしくて、手に負えなそうで、始めることができませんでした。

なので、ちょっとした騒ぎになっていたことすら、全く知らずにいました。

今日はなんだか、腹が立ったり同情したり、そして何より悲しくなりました。