【有料メルマガのご案内】「宇田川敬介の日本の裏側の見えない話」 第30話　メイ首相辞任後のブレグジットとＥＵの将来をめぐる虚々実々 １　まず何よりもメイ首相辞任とその後の候補者

「宇田川敬介の日本の裏側の見えない話」

第30話　メイ首相辞任後のブレグジットとＥＵの将来をめぐる虚々実々

１　まず何よりもメイ首相辞任とその後の候補者

　第27話でイギリスのブレグジットについて言ったばかりなのですがまた目が離せない状況というよりは、また新たな展開が出てきたので、またブレグジットの解説をしなければならないと思っております。

世界的にニュースがめぐりましたが、イギリスのテリーザ・メイ首相が与党保守党の党首を辞任することを表明しました。

ことし、2019年6月7日に辞任するとのことです。

さて、メイ首相の辞任をみて、「イギリスの凋落が始まった」などとする評論をしている評論家も少なくありません。

その根拠は、メイ首相の合理的な妥協案をＥＵ協調派とＥＵ離脱強硬派がつぶしてしまったから、結局合意なきＥＵ離脱しかなくなってしまった、というような話です。

しかし、はたしてそうでしょうか。

その辺を見てゆかなければなりません。

ただ、まずは今後どのようになるかということを見てゆかなければなりません。

その意味では、まずはイギリスの保守党の次の党首が誰かということを見てゆかなければなりません。

以前もアメリカ大統領選挙の時に行いましたが、今回第30話でも、この連載をしている最中に、イギリスの首相が決定し、そして、方針が決まるというような感じになってくるのではないかと思っております。

そのような意味において、まずは、様々な状況説明をするよりも、メイ首相の後任となる保守党党首に立候補する候補者の顔ぶれを見てゆきましょう。

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