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「宇田川源流 日本万歳!」 日本の皇室の威光を感じたアメリカ大統領

2019.06.02 22:00

「宇田川源流 日本万歳!」 日本の皇室の威光を感じたアメリカ大統領

 今回から、誠に突然ではあるが、毎週月曜日の連載を【外国人に誇る日本のために】から「日本万歳!」に変えようと思う。単純に「誇る」とかではなく「日本万歳」でいいのではないかというような気がするのである。

そこで、せっかく連載名も変えたことだし、この連載で「どんな些細なことでも日本のすばらしさを褒める(自画自賛も含む)」ということを考えているのである。

今までは日本を良くするために批判をしてみたり、あるいはこのようなところを直すというような感じを考えていたのであるが、そんなことは関係なく、単純にただただ日本を褒めようということしか考えていない。だから、「批判」とかそういうことは書かない。今まで私の中にあった「ジャーナリズム的批判精神」を完全に払拭し、そのうえで、とにかく恥ずかしくなってもそのまま褒め続けるというような連載をしてみようと思う。まあ、場合によっては外国と比較することもあるかもしれないが、しかし、そこは「日本をほめる手法」でしかないということになるのかもしれない。

さて、この第一回はやはり「天皇皇后両陛下」である。

日本国民は、「天皇さま」「皇后雅子様」などと「様」とつけているが、本来は「陛下」というべきである。しかし、心の広い天皇皇后両陛下は「様」としかつけない敬称であっても全く嫌な顔をしない。戦前であれば、「皇后雅子様」などといえば、すぐに憲兵が来て不敬罪で捕まってしまう状態であるが、心の広い天皇皇后両陛下は、そのようなことは気にしない。もちろん、だからといって両陛下を陛下という敬称をつけなくてよいなどということはないのである。しかし、そのような批判よりも、まずは「心の広い両陛下をたたえる」ことによって様々な表現ができることを考えるべきであろう。まさに日本国の素晴らしさ、そして表現の広さがここに現れた感じだ。

その両陛下が、令和になって最初の国賓としてトランプ大統領を迎えたのである。

トランプ大統領も衝撃を受けた、天皇皇后両陛下の英語力

 5月27日午前9時過ぎ、アメリカのドナルド・トランプ大統領(72才)は、天皇陛下即位後最初の国賓として、皇居・宮殿「竹の間」で会見を行った。玄関で迎えられた両陛下の横に、今まで天皇皇后の国際親善の場にいたはずだった「通訳」はいなかった。驚いたのは、トランプ氏だった。

「陛下は英語が大変お上手ですが、一体どこで勉強されたのでしょうか」

 トランプ氏は前日、安倍首相と行動を共にした。安倍首相はゴルフにも大相撲観戦にも通訳を引き連れていたので、トランプ氏が驚くのも無理はなかったのかもしれない。

 陛下は、「英オックスフォード大学に留学経験があり、そこで知り合ったアメリカ人の友人を訪ねて、ニューヨークなどアメリカ各地を回りました」と答えられた。さらに、「皇后もニューヨークの幼稚園、ボストン郊外の高校、そしてハーバード大学で学んだ」と説明されたという。

「雅子さまは会見を通じて、メラニア夫人とすべて英語で会話されました。雅子さまが高校2年生になられた愛子さまの話をされると、メラニア夫人も13才の息子バロンさんの話で応じられたそうです」(皇室記者)

 トランプ氏は2017年7月、米紙のインタビューで、安倍首相夫人の昭恵さんについて「(夕食会で隣に座ったが)ハローさえ言わないほど、英語を話さなかった」と発言したことがある。実際、昭恵さんは聖心女子専門学校の英語科を卒業しているので英語が話せないわけではないが、トランプ氏が円滑なコミュニケーションに強いこだわりを持つという象徴的なエピソードだ。

 トランプ夫妻は、雅子さまの類い稀な語学力に衝撃を受けたに違いない。外交官の父を持つ雅子さまは幼少期からソビエト連邦(現ロシア)やアメリカ、スイスなど外国での生活が長かった。進学されたのは、アメリカ最古の大学で、世界最高の知性が集まるハーバード大学経済学部。卒業時には学部でわずか3人だけが受賞する優等賞に選ばれた。

「大学卒業後、東京大学を経て、外交官の道へ進まれた雅子さまは、外務省北米局に勤務されました。アメリカ通商部相手の国際交渉で通訳官を務めたほど英語が堪能で、スペイン語、フランス語、ドイツ語、ロシア語なども話されます。並みの通訳など軽く凌駕するネイティブレベルです」(皇室ジャーナリスト)

 卓越した語学力だけではない。1960年代前半生まれの世代の日本人女性の中でも、雅子さまは教養や知性、国際経験などの面で、間違いなくトップクラスのキャリアウーマンなのだ。

 陛下とご成婚後、雅子さまは紆余曲折を経て適応障害を患われ、皇室の国際親善の場からは遠ざかられていた。それでも、結婚してすぐの頃には、それまでの皇室の国際親善の枠を超えた活躍を果たされてきた。

 たとえば、1994年のアラブ7か国への歴訪。当時、男女が同席しないイスラムの慣習に基づいて別々に晩餐会に臨んだ。雅子さまは女性王族に囲まれながら通訳なしで会話を弾ませたという。

「それまで日本の男性皇族がアラブの男性王族と親交を持つことはありました。しかし、女性王族とパイプを作った皇族は、雅子さまが初めてで、画期的なことでした」(宮内庁関係者)

※女性セブン2019年6月13日号

2019年05月31日 07時00分 NEWSポストセブン

https://news.nifty.com/article/domestic/society/12180-291246/

 日本国には日本国に関する賓客の位がある。

「国賓」国王・大統領・国家主席などで迎賓館を利用する。儀仗隊の栄誉礼および国歌演奏などの歓迎式典が開催され、天皇皇后両陛下との会見、および両陛下による宮中晩餐会が行われる。

「公賓」国王・大統領・国家主席などで迎賓館を利用する。歓迎式典がおこなわれる。会見はあるが、天皇皇后両陛下ではなく天皇陛下のみである場合が多い。宮中晩さん会ではなく午餐会が開催される。

「公式実務訪問賓客」国賓、公賓対象者で実務的用件での来日の場合。宿泊はホテル。歓迎式典はなし。天皇陛下の会見はあるが午餐会もなし。

「実務訪問賓客」元首、首相、王族などで宿泊はホテル。歓迎式典もなし。天皇会見も午餐もなし。

「外務省賓客」閣僚、主要国際機関の長など。宿泊はホテル。歓迎式典、天皇会見、午餐すべて原則なし。

とこのように分かれている。

さて、見てわかるように、全て接遇は「天皇皇后両陛下」である。つまり内閣総理大臣ではなく、間違いなく日本の外交の要は天皇陛下なのである。どんなに権力があるとか民意とか言っても、結局外国の元首や国王から認められているのは天皇皇后両陛下でしかないのであり、臣下の者といっては時代遅れかもしれないが、しかし、やはり天皇皇后両陛下に代われる者はいない。

その天皇陛下と皇后陛下が、歓迎式典、会見、宮中晩さん会で、トランプ大統領を相手に一切通訳を使うことなく、笑顔で談笑されていたのである。私もテレビを通してみていたが、なんといっても、その貫禄は素晴らしいものであった。

驚いたのは、トランプ氏だった。

「陛下は英語が大変お上手ですが、一体どこで勉強されたのでしょうか」

 トランプ氏は前日、安倍首相と行動を共にした。安倍首相はゴルフにも大相撲観戦にも通訳を引き連れていたので、トランプ氏が驚くのも無理はなかったのかもしれない。

 陛下は、「英オックスフォード大学に留学経験があり、そこで知り合ったアメリカ人の友人を訪ねて、ニューヨークなどアメリカ各地を回りました」と答えられた。さらに、「皇后もニューヨークの幼稚園、ボストン郊外の高校、そしてハーバード大学で学んだ」と説明されたという。<上記より抜粋>

なんと誇らしいことであろうか。安倍首相は通訳を連れている。もちろん通訳がいた方が誤解はないし、また考える時間ができるのでその方がよい。しかし、それ以上に、国民の象徴である天皇陛下が「国賓」を迎えるにあたり相手を驚かせるほどの語学力を示され、そのうえで、何の滞りもなく意思疎通ができるということに、なんとなくすばらしさを感じる。残念ながら、首相夫人などとは異なるところを感じたのは私だけではあるまい。何とも言えない、「格の違い」をいうのを見せつけたような感じである。

これぞ日本である。

日本の両陛下は「日本の文化」という歴史的、時間的な広がりを守るのとともに、「日本だけではなく世界も」ということで、現代社会の中の空間的な広がりも守っておられるということがよくわかるのではないか。なんと素晴らしいのであろうか。

弥栄。