日本人の髪質について
2019.06.03 06:18
色々と髪質について、勉強し直しているので
そこで、気付いたこと等をあげていきます
1.日本の毛髪と欧米人の毛髪の違い
日本人の毛髪は、欧米人に比べて親水性が高く、薬剤などが浸透しやすいため、欧米人に比べてヘアカラーやパーマなどの化学的ダメージを受けやすい傾向があります。
そのため、ヘアカラー、パーマを頻繁に行うと欧米人に比べて髪の毛の弾力も低下しやすい傾向にあります。
2.軟毛と硬毛の違い
軟毛と硬毛では、毛髪の大きさやキューティクルの枚数が違います。
そのため、髪質の違いによりヘアカラー、パーマ、トリートメントの影響が大きく異なります。
・軟毛
キューティクル枚数 約6枚
カラーの発色が良い
透明感が出やすい
柔らかな質感のスタイルになりやすい
ボリュームが出にくい
パーマがかかりにくい場合(カールが弱くなりやすい)
絡まりやすい
・硬毛
キューティクル枚数 10枚
一本一本にコシがあり、若々しく見える
髪にボリュームを出しやすい
セットが持続する(一度、セットすると中々ヘタレにくい)
パーマの持続性がある
ゴワゴワした髪に見える
髪を伸ばすと広がりやすく頭が大きく見えやすい
まとまりにくいので、モサっとしやすい
3.くせ毛について
日本人の約70%は、自分の髪がくせ毛であると感じています。
・直毛
髪の断面の形状 真円に近い
・くせ毛
髪の断面の形状 楕円形
4.同一人物による黒髪と白髪の違い
・黒髪
ヘアカラー はじきにくい 染まりやすい
太さ 白髪と同じ
硬さ(ドライ時) 白髪と同じ
硬さ(ウエット時) 柔らかい
薬剤の浸透性 高い
吸水性 高い
メラニン色素 あり
親水性が高く、薬剤が内部まで浸透しやすい。
・白髪
ヘアカラー はじきやすい 染まりにくい
太さ 黒髪と同じ
硬さ(ドライ時)黒髪と同じ
硬さ(ウエット時)硬い
薬剤の浸透性 低い
吸水性 低い
メラニン色素 なし
親水性が低く、薬剤が毛髪内部まで浸透しにくい。
ぜひ、ご参考に!