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大野農園(olioli農園)

【大野農園よもやまバナシ】第23話「私の梅仕事」

2019.06.05 00:11

大野農園スタッフのチコです!


先日の日曜販売も、ご来店、誠にありがとうございました。

新鮮な梅にこだわる大野農園。販売日のその朝に、社長とシルバースタッフの皆さまが収穫したものを、ご予約分と店頭分とに分けるのですが、朝から予想以上にお客さまが多く、やりくりするのにテンテコ舞いでした…。

次々とコンテナで運ばれてくる梅の品質をチェックし、袋詰めをして店頭に並べると、並べた端から売れてしまい、並行してご予約分の確保もあった為に、なかなかお店の体裁が整わず…「本日販売」ののぼり旗や看板を出すのをためらっており、ようやく旗と看板を出せたのは、お昼を回ってからでした。


社長とも話していたのですが、こんなにたくさん、梅をお目当てにしたお客さまがいらしてくださったのは、初めてです。

古株のお客さまは、店先のポスターをご覧いただいたようですが、「サイトを見て来ました」という方もいらっしゃって、サイト担当のわたくし、ちゃんと宣伝になっていて良かったと、とても嬉しいです。


あらためまして…

朝早くからご来店くださったお客さま、店頭分が売り切れ、収穫待ちのためにお時間をいただき、たいへん失礼いたしました。また、ご予約のお客さま、突然の受け取り時間変更のご連絡を、失礼いたしました。

そして、たくさんのお買い上げ、ほんとうにありがとうございました。


さて、それでは、毎週水曜日更新のコラム「大野農園よもやまバナシ」、行ってみたいと思います!

今週は、販売でのテンテコ舞いに続き、わたくしの、これまたドタバタ…「私の梅仕事」というお話です。


……


先週の「よもやまバナシ」でも暴露しましたが、わたくし、農家の人間なのに、手仕事の類、特に料理が得意ではありません…。

ですから、この時季の「梅仕事」にも、ほとんど挑戦したことがなく、数年前に梅酒や梅干しを作ってみたのですが、自分が作ったものより見栄えが良くて美味しいものをいただいてしまったので、すっかり戦意を失い、「私がやらなくてもいいかな〜」なんて、思っておりました。

特にここ数年は、梅がそれほど多く収穫できなかったこともあり、梅仕事は完全にスルー…。


ところが今年は、この豊作ぶり!

つるりと美しく、良い香りの梅に囲まれていると、こんなにたくさんあるのだから、何か作ってみようかなと、ふつふつ思いはじめ…。

中でも、私を梅仕事に誘うのは、収穫時の衝撃で割れてしまったり、傷ついてしまったりした、大量の梅たち。

なかなか買い手がつかない、この梅。もったいないなぁ…と、こんな時こそ便利なスマホで、「傷」、「梅」で検索すると、ありました!傷梅の利用方法。

そんなわけで、いっちょやりますかと、いよいよ、梅仕事に取り掛かったわけでございます。


一般に、梅仕事ではきれいな梅を使いますが、自宅用ですし、実験がてら、多少失敗してもいいかな?という気持ちで、傷梅で梅シロップを作ってみることにしました。

これで上手く行ったら、お客さまにもおススメできますし(傷梅は、きれいな梅の更に半額、1キロ100円なのです!)。

傷梅は、こんな具合です。一部、ピシッとひび割れ、変色しています。

作り方は、きれいな梅を使うのとほぼ同じです。今回は、梅を冷凍しないバージョンで作ってみました(冷凍した梅を使うと、解凍時に組織が壊れ、エキスが滲み出やすくなるのだそう)。


まずは、梅をきれいに洗って、水に2時間ほどつけてアク抜き。

その後、ザルにあげて、水気をしっかり拭きとって、傷んだ部分を包丁で取り除きます。傷んだ部分はそれほど深くはないので、取り除くときれいでした。ヘタを取るのも忘れずに。

2.8キロくらいの傷梅から、2キロくらい使える部分がとれました。


下処理した梅を、きれいに洗ってアルコール消毒したガラスビンの中に、同量のお砂糖と交互に入れていきます。今回は粗糖を使いました。


…が、ここでうっかりアクシデント…。

梅とお砂糖を入れ終わってから、ビンを消毒するのを忘れたことに気づき、あわてて中身を取り出してやり直す羽目に。

その過程で、台所がお砂糖だらけでじゃりじゃり…あわわ。

更に!

まぁ、苦手な料理に関しては、かな〜り雑なわたくし…ビンの容量と中身の量の事前確認を怠ったが為に、お砂糖が入りきらず。

結局、2リットル用のビンに、傷部分を除いた梅1キロと、お砂糖約700グラムという分量での仕込みとなりました。

いろいろいい加減で大丈夫なのかしらと、不安ですが…。

ちなみに、残った梅1キロは、とりあえず冷凍しておき、後日、冷凍バージョンでも作ってみようかと思います。

じゃん。こんな具合にできました。

あとは毎日ビンをゆすって、しっかりお砂糖を溶かしながら、2週間くらい待ちます。


さてさて、傷梅、しかもお砂糖少なめという、雑な作り方で、果たして上手くいくのでしょうか…。上手くいったら儲けもの、くらいの気持ちで、気長に待っていようかと思います(笑)。


仕上がりを、追ってレポートさせていただきますね!

よもやまバナシ、この度もお読みくださいまして、どうもありがとうございました。

写真は、2日目のもの。エキスが出てきました!ここから先、無事を祈ります…。