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ロンドンは、まだ故郷ではない

本場のマティーニで、007気分を味わう。

2019.06.05 21:18

イギリスの映画を代表する007。


上の人から怒られますが、私は一番最新の俳優・ダニエルクレイグが演じる作品しか見たことありません。私007大好きなんですけどね、上の人からしたら、昔の作品を見てナンボ!という感じらしいです。はいはい。



さて、007のアイコンといえば、ボンドが飲むマティーニです。細い足のカクテルグラスに入った、透明のカクテル。


そのいわゆるボンドマティーニのモデルになったマティーニを出すバーがあるんです。

日本人の間でもたぶん割と有名なんですけど、DukesというGreen Park付近のホテルのバー。


Green Parkはいつも観光客や人で大にぎわいなのですが、このホテルは奥まったところにあり、静かな路地を抜けていったところに当然現れます。


昔は貴族の御用達ホテルで、ヘンリー8世が愛人と逢引していた場所でもあるらしい。イギリスって、どんなところでもある程度歴史があって、思いがけなく感動させられる。


さて、このバーはいつも人が多いですが、席はゆったりしていて、フカフカの絨毯に置かれたソファに座るとたちまちくつろげます。

白いジャケットを着たバーテンダーが迎えてくれます。



マティーニはジンマティーニ、ウォッカマティーニなど種類があり、さらにジン・マティーニの種類も選べる。ふだんからジンなどを飲まない人はちょっと難しいので、バーテンダーに聞くのが一番。



注文すると、美容師さんがよく持ってる台に似たやつを引っ張ってきて、目の前でマティーニを作ってくれます。

キンキンに冷やしてとろみがついたジンをゆっくりグラスに注ぎ、削ったレモンの皮をグラス口にこすりつけ、そのあと皮をゆっくり沈める。


目の前でレモンの香りを嗅ぐだけで、なんだかボンドの世界に行ったような、素敵な気分に浸れます。


あぁしかし、ジンはアルコール度数40度程度、ベルモットという風味付きワインが入ってるとはいえ、ほぼストレートです。

私は一杯で相当酔いますので、お水ももらってゆっくり飲みました。


本来、マティーニは食前のお酒ですが、こんなん飲んだら1日終了です。


お酒に強い欧米人は、マティーニを引っ掛けたあと、ワインと一緒に食事を楽しむんだろうなぁ。