治療家だったら『痛み』を治療するのは当たり前!?
治療家だったら『痛み』を治療するのは当たり前!!
そう思われている先生方も多いことでしょう。
僕もそうでしたから。
だから治らない患者さんがいれば、色々なテクニックを使って治療してみたり、興味ある技術テクニックがあればセミナーに参加したりしていました。
だけど痛みのミカタが変わってからは『治療』を施して『痛みを取る』という比重が小さくなってきました。
急性痛より、色々治療院通ったけど改善しなかった慢性痛患者さんの来院が多いということもありますが、慢性疼痛に関してはいわゆる『生物医学的モデル』の治療戦略では対応できない事が多いようです。
生物医学的モデルとは損傷など生物医学的な原因があり、それを取り除けば痛みは完治するというモデルです。急性痛においてはこの治療モデルは有効です。
しかし慢性化してしまった痛みに関してはもはや不十分です。
生物医学的モデルでの治療のターゲットは【痛み】そのものであり、【痛みを感じている患者】をみることはありません。
「痛みをみる」と言っても様々な視座から痛みを捉える事ができます。
この痛みのミカタを実践してからは痛みをみるだけでなく、痛みを感じている患者さんをみることの重要さを実感しています。
そして痛みのミカタが変わると治療者と患者さんとの【関わり合い】が変わります。
つまり、治療して治してあげようから、どうしたら患者さんが痛みの世界から卒業出来るのかという治療戦略に変わるのです。
それは一方的な施術ではなく、患者さんが主体となった関わり合いです。
これは治療家としてのパラダイムシフトでしょう。
あえて治療を施さなくても、痛みのミカタや患者さんとの関わり合いが変わることで痛みが治っていくのですから。
痛みのミカタセミナーではいままで教わってきた痛みを取る治療戦略ではなく、痛みから卒業するという新しい治療モデルを仲間と共に探求しています。
新しい痛みのミカタに興味ある方は一緒に学びましょう。