江戸時代のキッチンだけど対面式 2019.06.06 00:00 こんにちは。住まいのおせっかい家です。先日、訪れたMOA美術館の尾形光琳の図面を復元した屋敷の台所のかまどが、座敷側に設置してありました。土間部分から使うので、座敷にいる人の方をみて作業するので、対面式のキッチンという事になりますね。作業している状態が良く見える為だしょうか。広いお屋敷なので、女中さんがいたようですから、ちょっと監視されているようで、緊張しますね。対面式で、コンロ前に何も壁もなく、吊り戸もないので、オープンキッチンという雰囲気です。かまどもたくさん並んでいるので、色々な料理を作ったのでしょうか。キッチン部分は2階まで吹き抜けになっているので、湯気は上に逃げたでしょうが、座敷まで料理の匂いがしていたでしょうね。家の中心になるようなキッチンです。どんな気持ちがあって、このような配置にしたのかは、謎ですが、当時としては珍しかったのではと思います。