CBDで副作用なくALSも改善するワケ（筋萎縮性側索硬化症）

大麻は、さまざまな病状の治療にますます使用されるようになっています。 化学カンナビジオール（CBD）は薬用大麻に含まれています。  

CBDをTHCと混同する人もいますが、THCはマリファナに見られる別の化合物です。

CBDは、激しい痛みなどの症状を緩和するために一般的に使用されている大麻の薬効成分で、ALSを含む多くの病気を癒す力を持っています。

では今回は、筋萎縮性側索硬化症の治療におけるCBDの使用の評価をテーマにお届けします。

ALSとは

ALSまたは筋萎縮性側索硬化症は、体の筋肉の動きに影響を与える神経筋疾患です。 

これは運動ニューロンを変性させるために起こります。 

運動ニューロンは、脳と協調して作用し、脳から関与する筋肉に命令運動を伝達する神経です。 この疾患では、運動ニューロンが影響を受けます。つまり、これらのメッセージは関与するそれぞれの筋肉に伝達されないということ。

患者は自分が望む通りに移動できず、体の一部が不本意な動きをしはじめます。

症状には、話すことの欠如、継続的な筋力低下および変性、けいれん、不随意な筋肉の動き、筋けいれんなどがあります。

筋萎縮性側索硬化症は遺伝的変異によって引き起こされます。

つまり、ALSを発症するリスクがある患者は、遺伝性疾患であるため、主に家族の一員から遺伝する患者です。 

高齢者は若年者よりもALSを発症する可能性が高く、男性の間で一般的に感染します。

CBDはALS症状治療に役立つ？

CBDはALSの症状を緩和することを可能にするいくつかの効果があります。 

まず第一に、唾液の生産を減らします。 

患者は筋肉の動きを制御することができず、あまりにも多くの唾液を口の中に蓄めてしまうことがあります。

また、CBDは体の筋肉をリラックスさせるのに役立ちます。 

これはALSの症状とはまさに逆の効果です。 

ALSの症状が出ると、体の筋肉は収縮します。 これがけいれんなどの症状を引き起こします。 CBDは反対の効果を生み出すことによって機能します。

この状態の患者は、神経筋機能不全の結果として、計り知れない痛みを経験します。 ＣＢＤはこういった患者にとって疼痛緩和物質であることによって助けます。

ALSの治療にCBDを使用する利点

CBDは慢性疼痛を軽減することが証明されています。 

筋肉機能不全は非常に不快で痛みを伴う可能性があり、最悪なのはALS患者がそれを制御することができないということです。 

したがって、痛みを和らげるためにCBDを使用することは患者にとって非常に有用です。

CBDが唾液産生を減少させるため、身体がその消化機能を促進し、余計なエネルギーを使わないように維持できるようにすることを意味する。  

また眠気を増加させ、不快感や痛みにもかかわらず比較的容易に眠れることをすることを意味します。

病気は食欲の喪失にもつながりますが、CBDは、患者の食欲が増すという利点があります。

内在性カンナビノイドシステム＆ALS

ALSの治療において、酵素機能におけるCBDの役割が実際に役に立ちます。 

ALSは身体の運動ニューロンが死に始めるときに起こります。 

これは、運動ニューロン機能中に生成された老廃物がスーパーオキシドジスムターゼとして知られる酵素によって排除されるのではなく、細胞内に蓄積してしまうことが原因です。 

これらの老廃物は、除去されないままでいると運動ニューロンのDNAを著しく損傷する可能性があります。  CBDは、抗酸化剤として作用し酵素過程から細胞内に蓄積する老廃物の量を減少させることにより酵素機能を助けます。

ALSを治療するためにCBDを使用する方法

投与されるCBD量はいくつかの要因に左右される。

例えば、疾患が初期段階にある場合は、少なく目が良いとされています。 最初は体がCBDに慣れていないため、少量でも疼痛管理できる傾向にあります。

適切に使用されれば、CBDは多くの人々にとって素晴らしい選択肢となり得ます。 

使用量は、使用しているCBDオイルの濃さや濃度・割合によって異なります。

平均して、1日25mgのCBDがほとんどの人に効果的です。 症状が強い場合は、症状が改善するまで1週間かけてゆっくりと増量してください。 

もちろん、これは患者ごとに異なり、個々で適量を模索する必要があります。 

研究結果

カプランクリニックからは治療法としてのCBDの効果について研究報告がされています。 その研究は、ALSのマウスにCBDを投与したもので、スペインのComplutense大学によって行われました。実際、病気の進行はそれほど速くありませんでした。

また、CBDは、筋肉の動きに関与する化合物が分解される速度を速めるため、神経系の機能調節にも役立ちます。 

ALS患者は筋肉の衰えもあるため、患者にとっては副作用なしで治療できる画期的な新薬なのです。

結論

要約すると、CBDはALSの症状を緩和するのに有効な成分です。 

この疾患は多くの痛みと不快感を引き起こすので、これを軽減し、患者の平均余命を延ばします。 

CBDは、痛みを和らげ、筋肉を弛緩させる特定の性質を持っており、これが患者にとって極めて重要なポイントなのです。