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素人プログラマーの開発日記  その4

2019.06.06 03:45

コンピュータシステムとは何か、ということを考えると、それは、現実のモデリングである。


システムでできることといえば、ショッピング、お店やチケットの予約、選挙の投票、税金手続きおよび各種申告、登記申請、信用創造、映画鑑賞、手配、売買、広告、予告、天体観測、美術鑑賞、翻訳、恋愛、詐欺、小説自動作成、ゲーム、量子計算、統計分析、復讐の依頼、SEX、検索、SNS、コミュニティ作成、金融取引、ミサイル発射、開運・除霊、講義視聴(学士取得も可能)、自己アピール、結婚などである。


これらはシステムがなくても現実に行えるが、システムにより、より利便性が増すことで、システム化されている。

逆に言えば、現実にないことは、システム化できない。

人類が無から生命を誕生させられないように、インターネット上に、知識生命体はまだ、誕生していない。


このように、テクノロジーは人類に利便性をもたらし、生活を向上させてきたが、それとひきかえに、人々の物理的損害リスクは高まっている。


人類が地面に藁をひいて、その上で生活していた頃は、地震や火事で死ぬことは、それほど多くなかったと推測できる。

丁重に埋葬された遺骨の多くは、胎児やその母親、そして戦闘によると思われる傷を負った成人のものである。


藁でできた家が崩れても、ガスが爆発するともなく、何かに押し潰されることもない。

年間6000人を越える車での死者が存在することもなければ、覚醒剤で溺死することもない。


現代の日本では、出産のリスクはまだ残っているとはいえ、テクノロジーの発展により、古代よりだいぶ軽減された。

戦争も、日本ではしばらく体験せずに、済んでいる。


だけれども、日常での死の危険は、格段に上がっている。

我々は事実上それを承知の上、システムに依存した生活を送っている。

以上を踏まえ、システム屋は今日もシステムを構築する。


さて、システムを作ることで、システム屋は何かを得るわけだが、その何かとは何であろうか。

その多くは、金銭である。

では、システムによる金銭の入手方法にはどんなものがあるだろうか。


まずは、売買契約によりシステムそのものを購入して貰う方法である。

次に、定額の利用料で金銭を得る方法がある。

その次に、携帯アプリのように課金による金銭の所得方法がある。

いまでは廃れた感のある、シェアウェアという方法もある。

最近の流行りの方法は、クラウドファンディングや寄付アプリなどによる、支援としての金銭取得である。

可愛い女の子であれば、毎日お昼ご飯をネットに投稿し、一緒に食べているような演出をすれば、お昼代として500円×20人ほどのおじさんから毎日支援して貰える。1ヶ月間で30万なので、なかなかのシステムである。

大衆の前に出ず、物理的要求をしてくるおじさんはブロックすればよいのでリスクもほとんどない。

広告を不特定または特定多数に表示させることで得るユーチューブなどの広告収入という周回遅れの方法もまだ、健在である。

じきに広告は、代理店やブロガーではなく、広告を見たユーザに直接支払われる形態に変わる。

システムやコンテンツは宣伝として使い、それにより本丸のサービスや商品を購入して貰う、といったことを目的とするシステムもある。



最初に書いたように、システムとは現実のモデリングであるため、現実にあることは、何でもシステムになり、その目的と方法を明確にすることが、システムの存在をより意義のあるものとする。


私の場合も、地蔵プロジェクトと称して、地蔵菩薩の本願を、世界に広めることを目的としている。

私自身に地蔵菩薩のように人を救う力はないが、地蔵菩薩の力を借りそれをシステム化することで、誰かを助けることができる。

地蔵の祈りが世界に響くように、私は今日も、システムを構築する。