5月31日 道の駅「大桑」で、レストラン「米っ子 大桑」の心意気に打たれる
2019.06.06 06:23
昨日は、木曽路を歩いた勢いに乗り、妻籠宿近くの温泉に立ち寄ってから、そのまま木曽川沿いに北上した一行。
昨晩は、大桑村の道の駅「大桑」で宿泊し、気持ち良い朝を迎えた。
昼近くになって、急に蕎麦が食べたくなり、目の前の食堂に飛び込む。
店内には、「米っ子 大桑の営業方針」と書かれた展示がある。
どうやら、ここは近隣農家の女性陣が中心となって経営している食堂らしい。
地域の若い女性達へ郷土食を伝承したり、働きやすい環境を整えたりと、
単に食堂を経営するだけでなく、次世代へ向けて働きかけを行なっている場でもあるようだ。
トップダウンではなく、話し合いを持ち、楽しい職場創りを行うというのは、
今の世の中、最も大切な事のような気がして、良いヒントを貰ったと思う。
助成金獲得の苦労も、この文面から滲み出ている。
既存のシステムに頼らず、こうして、試行錯誤しながら一つ一つ積み重ね、獲得して行く事も夢ではないと、我々に教えてくれているようだ。
「ご自由にお取りください。」と書かれた入れ物には、数種類のお漬物が置かれている。
蕎麦が出来上がるまで時間があったので、お茶受けとして各種小皿に取っていただく。
素材や風味が異なる、その一品一品を味わいながら、束の間のお茶のひと時を楽しむ。
蕎麦の味は好みで分かれるが、好みの茹で具合で、適度なシャキシャキ感。
天ぷらの揚がり具合も、程よい感じ。
しかも、良心的なお値段。
お昼時とあって、あっという間に満席となってしまった。
この店は、KYおすすめの道の駅レストランである。