最近の英検について思うこと
6月になりましたね。
先週日曜日には英語検定試験があって、うちの生徒も受験しました。
私も2016年秋の英検で準1級を受けてみて、いろんな意味で衝撃的でした!
すごく難しかったし、緊張したし、忙しい時期と重なって疲れました。今でも合格したことが不思議なくらい、試験の後は打ちのめされたような気分でした。。
今日はその時のことも含めて、最近の英検について思うことを書いてみます。
私が学生だった頃と比べて、今の学生たちの英語のレベルは上がっていると思います。
それは学校教育が変わったと言うより、社会が語学力を必要としているせいで、若い人たちに上達を求められているかな、と感じます。
英検の試験内容も、数年前とは違って、3級以上にライティング(英作文)が課され、リスニングの難しさや得点配分もわかりにくくなっています。
ライティングは、もし自分の不得意なテーマが出たりしたら、もう大変です。何を書いていいやら、時間を割いてもうまく書けず、一度はそれが原因で英検に落ちています。
リスニングも考えている暇は無いです。聴きながら答えを選んでいく感じでサッサとやらないと、次の問題が始まってしまうから。
それでわかったのは、リーディング問題は昔とそれほど変わりないけど、令和時代の英検はライティングとリスニングの力をつけないといけない、それも2級以上は強力に、です。
単語を覚えるのは、学生たちは日頃からやっているのでそんなに大変ではないと思います。もちろん英検対策では、毎回単語テストはしています。それよりも、自分の意見を書くことと、英語を聞いて理解する力がつくまでにはとても時間がかかるんです。
それで英検対策では、生徒達にはこのリスニングとライティングに結構な時間をかけます。
それも宿題で、です!
最近だとスマホで映画やドラマを見られるし、語学ラジオもニュースもスマートフォンで聞けるので、移動時間や休み時間にも聞ける。できない理由はないよね。
特に高校生に多いのは、記憶や学習に頼ろうとするので、大半の時間を問題を解くことに使ってしまうんです。でもそれではリスニングとライティングの力はつかない。
だから学校の勉強とは離れて考えた方がいいですね。
社会人になって、何が大変かといえば、学習時間を確保することです。
私も試験前はわざわざカフェに行って勉強したり、朝30分だけラジオを聴いたり。
短時間でもとにかく集中する時間を割いています。
英検準1級の2次試験の時、私の前にいた高校生ぐらいの男の子は、試験直前まで、自分が書いてきたメモをずっと読んでいました。
2次は面接なので、どんな質問をされるかもわからないのに。一体何を読んでいたのでしょうか?
彼が面接室から出てきた時、とても晴れやかな顔をしていました。
きっと、準備していたことを、上手く言えたのだと思います。
私も頭の中で、シュミレーションを何度もして、声には出さない意見をずっと心の中でしゃべっていました。
実際2次試験では、わからない単語もあったし、思っていたことの50%ぐらいしか言えなかったです。でも結果は合格でした。とにかくやり続けていれば、いつかきっと良いことは起こるものですね。継続は力なり、です。
Marine