Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

「DEUTSCHE KUNST UND DEKORATION」

2019.06.07 10:19

本日の新着ではミルコ・ハナーク、ウォルター・クレインなどを更新しておりますが、本の紹介は昨日の続きのものをさせて下さい。

こちらの2冊は「DEUTSCHE KUNST UND DEKORATION」の1927年2月号と1929年3月号です。直訳で「ドイツの芸術と装飾」という名前の雑誌ですね。

純粋芸術と応用芸術の区別をしなかったユーゲントシュティールの理念を引き継ぐように、絵画、彫刻から建築、室内装飾そしてランプやブラシ、手鏡なども紹介されています。

ドイツの、と言う名前を関してはいますが、紹介しているものはポスト印象派や、シャガール、マティスなどの作品も見られるので、ドイツ固有のものだけを紹介している訳ではないようですね。

面白いのは、雑誌なので巻頭や巻末に数ページ広告が入っているのですが、当たり前なのですがそれは当時のそのままの広告で、内容は勿論、デザイン/タイポグラフィもとても興味深く見ることが出来ます。

雑誌の内容からギャラリーや見本市の広告も多いのですが、ホテルの広告や、あの老舗ピアノメーカーのイバッハの広告などもあったりと、自分は本編よりも広告をじっくり見てしまいます。

デザインの資料/素材集など、何か創作をしている人にはかなり利用価値があるかと思います。表紙も可愛いですね。

ぜひ他の商品と合わせて、オンラインストアの方でもご覧ください。