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ぴあのclub Crescend

成績とピアノ

2019.06.07 22:06

たまたま、YouTubeで見つけて、

みていて面白くて続きもガツガツみてしまいました。


これをみていて、

頭も良くて、ピアノも上手い子たちに通ずるなぁと感じました。


こんなハイレベルの特定の人の話と切り離して考えるのではなく、

一人一人のほんの少しのステップアップとして、

同じようなことがピアノにも言えると感じるのでシェアしたいと思います。


そもそも、私はピアノを教えていて、

ピアノを習得するだけじゃなく他の事にも活かせる何かを掴んでほしいと日々、教え子たちに指導していますが、

他の何かって何?

その一つが、ここにあるとすごく感じました。




子育てにおいて親が子供に教えなければならない最大のことは、

あなたの人生はあなたのものだということ、

だからこそあなた自身の選択の積み重ねであなたの人生は決まる

ということ。

その選択の数々は自分で考えて決めていかなければならないということ。


自分で考えて選択していく力を逞しく鍛えることが、

子育てでも、ピアノ指導でも重要だと思うのです。



ピアノは楽器の中では習得の難しい楽器です。これは、声を大にして言えることですが、

難しいからこそ得るものも大きい。


できないことができるようになる!の積み重ねでピアノは上手くなっていきます。


では出来ないことをできるようにするためにどうしたらいいか?


指導においては、

こうしたらできるようになるというパターンのようなものを始めたばかりの頃はたくさん教えます。


私の知りうる一番効率のいい

'やり方'

を教えます。

そして、簡単に出来たという体験をし、自分にもできるんだと自信を持つように、実は

'仕向けて'

いきます。

「できるようになったね、よかったね」と、その子自身の嬉しい気持ちを共有します。共有することによって、できたという実感が倍増すると感じて、特に始めの頃はオーバーなくらい共有するようにしています。(最近はここを自己肯定できない子供が増えています💦)


その繰り返しの先に、子供たちが自ら、そのたくさん習った'やり方'の中から、今の自分の問題に対して、どのやり方をすれば一番最短で解決させることができるか?を、自分の力で選択できるように、

自分で考えさせる指導に変わっていきます。


ここから、楽しくなる子と少ししんどくなる子が出てくるんです。


楽しくなる子は、考えることを楽しめる子、

しんどくなる子は教えてもらえることを待っている子、


私はピアノの先生としてその子に週に一回30分しか会えません。その時間の中で教えられることより、他の影響が多大にあるのが現実で、

日常生活において、考えるという概念そのものを他からも身につけている子は、

問題点だけ指摘すれば、勝手にその解決法を探し出して、お家での練習の中で自分なりに取り組んで、次の週にはできるようになってくるのですが、

いつまでも、やり方を手取り足取り教えなければ、できるようにならないという子もほんの少数ですがいます。

そういう場合は、親御さんと話をしたくなります。

だいたい、過保護か威圧的に子供に接している親御さんが多いからです。

自分の力で考えるためには、与える側は必ず余白を持って与えなければならない、与えすぎてはならないということを、大人がわかってるかどうかで、子供は全然変わってきます。


「一息ついて、よーく自分の音を聞いて、考えてごらん?」

自分で気付くための時間を渡します。

考えることが苦手な子は、固まってしまいます。

「どう思う?」と聞かれることがとても苦手という子もいます。

子供だったら、なんの枷もなく、思ったことが簡単に口から出るような空気作りをしたいと思っていますが、やはりこれも日常的な癖で、何を思ってもいいという環境で暮らしていない子は、答えの正解を探します。

小さい子でもたまにいるので、この子のこの短い人生において、思うことに制限があるのは、どういうこと?と環境を憂うこともあります。


ここがだめじゃないの!弾けてないじゃない!練習してこなくちゃだめでしょ!なんて、ナンセンスなやり取りはしません。

できるようになるための練習をしなかったことは間違いないのですが、なぜしなかったか?なぜできなかったか?が問題なのです。

それを、根気強く見つけ出し、少しずつできるという気持ちを持つように仕向けながら伝えることが講師の仕事だと思っています。


ピアノの場合は、良し悪しを感じ、問題点を見つけ出すのは、耳、聴覚の仕事です。

注意深く聞かなければ、問題点に気づくことすらできません。

問題点に気づくためには、バードアイのように、自分から離れて、他からの目線が必要になります。また、できてないところがあるかもしれない、まだ未熟だという、謙虚さも必要です。


できないことに気づいて、分析して、解決方法を見出す。

それは、ピアノだけに限らず、全てにおいて通ずることだと思います。


また、ピアノは

数学、理科や社会などの学習と違って、

感情表現という、心の部分でも、

もっと、こう思って弾こうというところまで深く、日頃は使っていないような、脳のたくさんの場所を使いながらやることになるので、


ピアノを弾くという行為をするだけで、脳カツになり、成績につながったり、ボケ防止になったりするのです。

また、芸術を学ぶということにおいては、学習だけでは絶対に身につかない、情緒や、人の気持ちを慮ることなど、メンタルエデュケーションにもなるとも思っています。


音楽、ピアノが大好きになって、好きな曲を自分で見つけて、自分で弾けるようになる方法を見つけ出し、練習して弾けるようになること、そしてそれが楽しみになり満足できること、

それこそが私の目指す教え子たちの

'自立'

であり、それが身についた時には、その力があらゆる面で子供たちを助けることになると信じています。




ピアノは難しいがために、相当なやり方の工夫が要ります。

我が子に対しての子育てにおいて、そのピアノの指導で培った工夫の数々が本当に役に立ちました。


そんなお話を憧れぴあのforママでは、お話しさせていただきたいと思っています。


日が近づいてまいりました。

ママとありますが、パパも大歓迎です。


親もハッピーになりながら子育てをするヒントをたくさんたくさんお伝えしようと思いますので、

気軽にお越しください。

お待ちしています。