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ワインの味わいを意識する!?

2019.06.09 06:00

舌には「味覚地図」というものがあり、数千個の味細胞が味覚を認知して脳に伝達しているという事でしたね。


前回の内容でした。


「味覚地図」はワインの味わいにおいてとても重要な役割をもつものなのです。

テイスティングでいう「ワインの味わい」とは、甘み、酸味、苦味、渋み、塩味、余韻などの強弱と質感を表したものです。


人は「味わい」を認識しているようで、なかなかしていないものなんです。


例えば…ラーメン屋に行って炒飯を食べたとしましょう。

「あー、美味しかった。」

ところでその炒飯に入ってた具材は何?調味料は何が使われていた?私が作る炒飯と何が違うの?

なんて聞かれたら…「美味しかったから良いじゃん!」ってなりますよね。


そう、脳を使って「味わおう!どれどれ何が入っているのかな…」と思わないと、違いを見つけ出す事は難しい事なんですよ。


ワインも一緒で、「ワインの味わいはどうなのかな?!酸味は強くて、渋くて…」なんて味わいについて分析をしないと、違いを見い出す事はできないのです。


では、ここでワインの「味わい方」のポイントを簡単にご紹介!


ワインの味わい方として…


1、ワインを口に含んで奥には入れずに舌先に集中し、甘みはどのくらいあるのか感じます。

ドライなの?少し甘いの?甘いの?

2、舌の中央に含み、酸味とアルコールの強さを感じます。

酸味は強いの?弱いの?

アルコール度数は慣れてくると、アルコールの揮発性により鼻腔が刺激され、アルコール度数を取ることができるようになります。

3、舌の両サイドや舌の奥に意識をもっていきます。

ワインを口に含み、少し上を向き舌の奥にワインを入れすぐ戻す。

そうする事で、苦味がどの程度あるのかを感じる事ができますよ。

4、渋みの強弱は歯茎で感じ取ります。口が乾くような…歯ぐきがキシキシするあの感じです。

5、必ずしもあるわけではない塩味。

アフターにしょっぱい感じが残ります。そう、海水を舐めたような…。


このように舌に集中することにより、味わいを認識して違いを見出す事ができるのです。


資格試験を受験される方は、この舌を使った分析は必須になります。覚えておく事間違いなし!


また、ワイン好きの方は飲み始めるほんの数分で良いので、意識する事でワインの世界がきっと違ってみえてくる事でしょう。