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いわぶち動物病院

猫ちゃんの目ヤニや鼻水

2019.06.09 01:43

時々、常時目ヤニや鼻水を出しっぱなしになっている猫ちゃんがいます。

中にはアレルギー性のものもありますが、中には小さい頃に、猫風邪を患って、目や鼻の形状が通常とは異なってしまった子がいます。

まず第一に猫風邪を起こす原因として、ヘルペスウィルスがいます。

これは人間の帯状疱疹と同種類のウィルスで、一度感染すると神経の中に入り込み、季節の変わり目など、抵抗力が弱まると、風邪を引きをこします。

これだけなら季節限定で、ストレスを与えずに生活させていれば問題ないのですが、小さな頃に、猫風邪に感染し、長い間回復しなかった場合、

パスツレラとボルデテラというばい菌が繁殖していきます。

このばい菌の厄介な点が、猫ちゃんの目や鼻の奥の構造を変化させてしまうというところです。

こうなった猫ちゃんは目ヤニや鼻水が常時止まらなくなることがあります。

残念ながら、こうなっている子は抗生物質で一時的に改善しますが、あくまで一時的な改善でしかありません。

この場合、仕様がないものと考えて、小まめに拭いてあげると、猫ちゃんも違和感が少なくなるでしょう。

ちなみにこれは当院のスタッフ、チビの写真です。

目ヤニが出ているのがわかります。


一番上の写真はシャンプー後のチビの写真です。

交通事故での骨折、および後ろ足の麻痺、自力での排尿、排便が麻痺でできなかったのを世話して回復させたので、可愛さもひと押しです😄