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わかば通信

平均年齢 84 歳の皆さんのアート作品~第4回ヴィンテージ・ヴィラ "アート"の発表会

2019.06.10 00:45

6月1日~9日、神奈川県住宅供給公社社屋「Kosha33」を会場に、第4回ヴィンテージ・ヴィラ "アート"の発表会が開かれました。 

 期間中、多目的スペース「スタジオ」や、コミュニティスペース「ライフデザインラボ」などにプロ顔負けの絵画や書道、陶芸、写真などの作品がずらりと並び、訪れた人々の目を楽しませていました。 

 同公社の運営する介護付有料老人ホーム ヴィンテージ・ヴィラなどでは、入居者の生涯自立を目指し食生活、運動、生きがいづくりなどさまざまに力を注いでいます。 

 各種文化活動も盛んで同好者でサークルをつくるなど、皆さん、楽しみつつそこに生きがいを見出しています。また、より深く取り組む中で、創作活動を新たなる人生の目標にしている方も多いようです。


  今回は、約200点の作品が並びました。 内容は、絵画、書、俳画、写真、陶芸、刺しゅう、パッチワーク、木目込み人形、バードカービングなど多岐に渡り、シャドウボックスなど比較的新しい趣味を楽しむ方も。 個性的な作品、独創的な作品、根気や手先の器用さを求められる作品、どれも真剣に取り組んだことを感じさせる感動いっぱいの作品でした。 


 この作品「令和」を書かれたのは、現在、ヴィンテージ・ヴィラ最高齢、向ヶ丘遊園に住む105歳の水谷安子さん。

 60歳過ぎから書道を始め、向ヶ丘遊園では居住者の皆さんに手ほどきもされているとのこと。 何歳から始めても決して遅くはなく、まるで人生100歳時代のお手本を示されているようです。


  続けて、展示されていた作品をご覧ください。 


 皆さん、作品に見入ったり、感想を話し合ったり。


 こちらは小田腹杉の床も美しい1階の「ライフデザインラボ」会場。 日本大通りに面しているため、多くの人々が足を止め作品鑑賞を楽しんでいく姿も。 明るい光の入る会場。まちと会場の一体感が、作品をさらに魅力的に見せてくれているようです。 


 作品奧の窓の向こうには、街路樹の緑が鮮やか。


 皆さん、ゆったりと作品鑑賞を楽しんでいました。 

 年々、多彩な表情を見せてくれるヴインテージ・ヴイラ〝アート〟の発表会。 来年の開催も楽しみです。