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二人の偉大な先駆者❗️

2019.06.10 01:04

ふるさとの誇りである露風先生が、1889年(明治22年)に生誕されて、今年は130年目を迎えます。それを記念して、多彩なイベントが開催されています。 

その中で今回は、姫路大学和田教授の『三木露風の人と作品』と題した講演を拝聴する機会を得ました。

21歳の若き青年作家が、本格的な処女作『廃園』で、華々しくデビューし、多くの賞賛と共感を得て版を重ね、順風の人生を歩み始めました。

しかし、そこに至るまでは、経済的困窮のため大学の退学を繰り返し、また都会の中で孤独感にさいなまれながら、苦学の末の快挙でした。

一躍詩壇の寵児となった露風先生は、著名な北原白秋と共に白露時代を築きます。

処女作『廃園』を偶然手にした作曲家山田耕筰は、ベルリン音楽大学へ留学中に作曲し、帰国後も露風作詩の20曲に曲をつけて、その童謡は『山田耕筰童謡百曲集』に収められています。

日本を代表する珠玉の童謡『赤とんぼ』は、二人の偉人によって創りあげられました。二人の直筆のレリーフが、龍野公園の正面に建っています。ふるさとたつの市民の誇りです。いつまでも大切にしましょう🎵