ホルベイン水彩紙コレクション
ホルベイン水彩紙の中目が6種類入ったアソート仕様のスケッチブック。
今年の割と初めに購入していたものなのですが、ミジェロ6色くじと同時進行でお試ししていたので全種試すまで時間がかかってしまいました。
中にはこんな感じで各水彩紙の説明紙
が一緒に入ってます。
試したと言っても初心者からリスタートみたいな状態だったのでご紹介というよりは本当にふわっとした参考にならない覚え書きです。
ホワイトアイビス
初っ端から「あ、私中目の人じゃないかも」と思えた水彩紙。
それまで紙目を選べるものはなんとなしに細目を選んでおりました。
名前がつよそう。撃ち抜かれそう。
髪のぼかしが気に入ってますが同じように塗りたくてもどうやって塗ったのか覚えておらず。
髪全体濡らしたのかな……広い範囲以外で上手く行くことほとんどないのに。これも紙の恩恵でしょうか。
筆遣いが下手なのでウェットオンは苦手です……。
色水ならともかく水は見えない……どこ濡らしたか分からなくなる……。
ぼかしが良い感じに行ったわりに、今より乾くのが待てない時分であっちこっち色が動くことに戸惑っていた記憶しかないです。
更に今ではコットンだから〜パルプだから〜としたり顔で口にしますが、二月の自分には何が何やら。
レポとしては余りに使えない……飽くまで試し終わった記念日記ということで許されたい。
ご存知の方も多いと思いますがホワイトアイビスは数少ない色紙が出ている水彩紙で、それも購入済みなのでまた改めて試したいところ。
なんですがどうして私は小さいサイズ買わなかったかな……無闇に大きいサイズ描いてがんばろう。
あとは、ちょっと角度をつけて撮ろうと思うと凹凸の陰影がすごく出ます。主に凹。
発色は良く色も乗せやすかった気がします。原画でも赤がきれいに出ているのできっとその筈。何故メモしなかった。
アヴァロン水彩紙
乾きは体感早め? ってつぶやいてますが説明文では乾きが遅いとのことなので多分そちらが正しいかと。
因みに残っていたメモ。
はてなが多かったからとツイートでは省いた筈なのですが、今改めて見るとこっちがはてな。
「思ったように色が置けなくてびがびがする」ってなんですか? って思ったんですけどどうやらシャープな線や塗りができなくて困るって言いたいらしいです。
げじげじするとかのほうが伝わりやすいだろうに出てこなかった……いやどっちもどっちですね。
コットン100%の水彩紙なので重ね塗り上手くできない問題は大方私の待ち不足だと思われます。ちゃんと待とう。次回の私に期待します。
白いつぶつぶはこんな感じで絵の雰囲気によって活かせそうなテクスチャ。
ウォーターフォード ナチュラル
この辺りから徐々に、ほんの少しだけ紙質がわかるようになってきたような気になってきますが実際そんなことはないです。
ウォーターフォード、なんか好きな人多いらしいぞ! ということ以外全く前知識のない状態で挑んだのですが、「できたからには二度と落とさせん」と言わんばかりに強固な水彩境界に驚きました。
極薄な色だろうがお構いなしにパリパリゴリラ。手厳しい。
ということで淡い色の重ね塗り、重ねてできる水彩境界が非常に綺麗で影色の置き甲斐があります。
透明水彩の色相ずらした重ね塗りってきれいですよね…自分は余り出来ていないので意識的にしたいところ。
修正が利かない辺り、透明水彩で塗ることに慣れていない自分には難易度が高過ぎた気がします。途中で線画を起こしても消えない点は自分好みなので慣れ次第かも。
次の機会には額縁部分みたいにたくさん重ねてギッシギシに重たくしてみたい。
ウォーターフォード ホワイト
紙質の特徴をなかなか上手く汲み取れない自分ですが、ナチュラルで水彩境界がやばいと刷り込まれたためおっかなびっくり使っておりました。人物塗るのめちゃくちゃこわい。
残した白が映えるような、単純に紙色がもったいないような使い方になってしまったのでいつかリベンジできたら。
発色はよく分かってないです。もう少し髪色のコバルトターコイズが光るかなと思ったのですが比較していないのでなんとも断言できず。
ナチュラル使用時に試せなかったぶわっとした感じのぼかしは繊維質で面白い。靄のまま定着するような印象というか。煙たくてよいです。
後に細目も購入しましたが変わらずの頑固水彩境界で安心しました。
写真になると少々目立つかなという気もしますが、原画で見るとやっぱり中目くらい紙の目が出ているほうが個人的に好きです。
ストラスモア インペリアル
とにかく修正が利きやすいです。
しつこくない水彩境界。コットン100%への偏見が解けました。テクスチャも好き。
オータムレッドを髪に入れたくなくてマスキングした際、水彩境界がまぁ出来たのですが……絵的にない方が良く感じたので修正利くのをいいことにめちゃくちゃ抜き取りました。すごい消える。
描き込みはちょっとぼそぼそしてぼやける印象。グレー系で描き込んだからなのでしょうか…。
水分たっぷり含ませて置くことに苦手意識があるからか、中々パキっとした塗りになりませんでした。
後日購入した細目も同印象。柔らかい雰囲気の絵に向いているのかなって勝手に思ってます。
クレスター
Twitterの相互さんが使用されていてずっと気になっていた水彩紙。
クレスターが入っていることを確認した上でこちらのコレクションを購入しました。
定着が良い、と言うより吸い込みが良い?
久しく触れていないW&Nのカラーインクを使っているような気持ちで塗っていました。
ウォーターフォードはどんどん重ねて重たくしてやろうかって思いますが、こちらは定着良いにしてもさっくり塗ったほうが透明感が出てかわいい気がします。クロワッサンみたいな。伝わらない語彙力。
顔の塗りこのくらいで良かったんですよね…完全に吸ってしまっているので落ちないも落ちない。
ホワイトもちょっと水分多いと全然乗りません。めっちゃ吸う。そして濁る。
気をつけようと思いました(小並感)
難しい〜と思いつつ、でもこのさっくりした感じが非常につぼでして、買ってしまおうか悩むなど。
買えば良いだろって話なんですが既にたくさんの紙を持て余してしまっているのでここは我慢。
雨っぽいつやのある塗りも合いそうなんですよね……次試すならマイメリブルーで試し塗りしたい(メモ)。
以上参考にならない覚え書きでした。
次に自分で読み返すときは紙質理解できていたらいいな……。
何をするにもムラのある性質なのでいっそ同じ絵同じ色で試してみたいなぁなどと考えたり。
余り期待できないと自覚しているのでどうだろうなって感じです。
何はともあれ、たくさんの種類をひょいぱくつまみ食いしたい自分には丁度良い商品でした。
自分ほど触れたことのないやつも中々珍しいかも知れませんが、気になる紙が多くある方は水彩紙巡りにいかがでしょうか。
ここまで長々と有難うございました。