Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

この道往けば act2

追坂峠

2019.06.10 10:54

今回のレポは実は残りものと言われても申し開きのできないものではあります。

何の残り物かというと・・・、

七里半越

今回紹介する峠はこの七里半越に隣接する高原型峠の片われ。

資料によっては「七里半越に内包される」とまで記述される峠なのです。(wikipedia等)


そんなオマケ扱いされる可哀そうな峠。

その名は・・・、

追坂峠(おっさかとうげ)

七里半越レポの後編として読んでいただいても差し支えありません。

それでは本編スタート!

七里半越レポを終了したこの交差点。

国道303号との交差点からレポを開始します。

青看板を見たらわかる通り、右から合流してくる道が国道303号です。

ここから追坂峠を含む区間は重複区間となります。

このレポでは初出の串刺しおにぎり。

こういう道に興味無い人が見れば、本当どうでもいい物で我々道路趣味者はテンションが上がるんです。


ここのは2連ですが、長浜市木之本にはマニア垂涎の「3連串刺しおにぎり」が存在します。

どこかわかりますか?

高原型の国道峠の一つの特徴でもある、「高原通過中の道は直進」をものの見事に踏襲する道です。

写真に写っている鞍部が追坂峠。


もともと「峠」を冠する峠は、本来の意味での峠(山の鞍部を道が通過する地点)を示すのに対し、

「越」とつく峠はその前後の「峠道」を含む意味合いがある場合があります。

追坂峠が七里半越に内包されるとされるのはそういう意味合いが強いのでしょう。

でなければ峠に峠が含まれるという日本語は本来おかしいのです。

滋賀県道287号小荒路牧野沢線との交差点です。

この県道287号には珍しい構造(?)を持つ百瀬川隧道という隧道があるのですが、生憎今日の目的は追坂峠また来るから待ってろよ!

着いちゃった。

早い、あまりに早い。

栃ノ木峠木ノ芽峠等、他の高原型との最大の違いはここですね。

敦賀側から来た場合、恐らく峠と意識せずに通過しちゃうレベルです。

そしてここには・・・、

道の駅が!

峠にある道の駅なんてここ以外は知りません。(全国的には次月峠がありました)

しかし麓とかじゃなく、ここはまさに峠地点。

名に偽りなし!

そしてこの峠の最大の見せ場はこの道の駅でこそ一番堪能できるのです。

それがこれ!

琵 琶 湖

この峠は日本海側から南下した場合、最初に琵琶湖を目視できる地点なのです。

峠を越えた瞬間に見える琵琶湖。

昔はさぞ達成感があったことでしょう。

今は一瞬ですが。


琵琶湖ビューポイントとしてその名を残す追坂峠。

連続峠としての格差は拡大する一方かと思いますが、

直轄国道の峠としてはそれもいいのかもしれませんね・・・。


以上、七里半越編