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60. 日本人の美徳

2019.06.10 15:17

パーソナル・アイデンティティに適切な和訳がありません。この言葉は自己主張する個性の強い言葉で、文化、慣習的に自己主張が要求されない日本の文化、習慣では「控えめにおとなしく、個人埋没が良い。むしろ、年長者、富裕者、高学歴などと権威のある人の意見に従うことが良い」とされていたからかもしれません。昔は、アイデンティティが強い人間は好ましく思われませんでした。「あいつは出しゃばってる」とか「灰汁(あく)が強い人間だ」などといわれ仲間外れにされたからです。しかし、世の中がグローバル化すればするほど、自己主張の無い人間は国際社会では受け入れられません。はっきりとした自分の意見を持ち、自己主張しなければ相手は信用してくれません。日本人は「沈黙は金なりとか、謙譲の美徳」だと言っても理解してくれません。日本人への評価は「わからないと笑ってごまかす」とまでいわれています。これからは、グローバル社会にも通用する人間になるためには、アイデンティティを持った人間にならなくてはなりません。