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鋸南でGO  [けもの石鹸]

【悪霊に憑依された体験】(その2)

2019.06.11 00:25


友:「そうでしょ」

「その◯◯の悲惨な姿に泣いて同調して波長を合わせたでしょ」



私:「うん。まだ若いのに可哀想に成っちゃってさ、何か僕が出来る事が無いかと思っちゃったんだよ。」



友:「その優しさに漬け込まれて、身体を乗っ取られたんだよ」






私:「・・・・」






友:「ところで、モリモリの家はクサイくない?」

「私、感じるんだけどさ。

凄い匂ってる」




私:「えっ? まぁ臭いと言えば臭いけど、僕の加齢臭かな?」



友:「モリモリに加齢臭は出てないよ。でも何処かですごく匂ってる」



私:「そう言えば、風呂や洗面所・台所がカビ臭いから、この前から重曹を大量に流し込んだりしてるけど、なかなか臭いが治まらないんだよ」



友:「それよ」

「その臭いが霊の臭いなの!」





(マジですか・・・)







友:「他には?」


私:「うん。

不思議と階段やソファー、ベッドがそんな臭いんだよ。

だから、洗濯や消臭剤・重曹を掛けまくってる」






友:「それは◯◯◯◯の悪霊の臭いなんだよ」


「モリモリ、

いま、モリモリの周りと、モリモリの家の中に、まだ◯◯◯◯が居るよ。」


「私はこれからモリモリの家に行って、完全に浄霊してあげるから安心してね」







私:「マジですか・・・

まだ、憑いてるんですか・・・」








友:「他には変わった事は無い?」




私:「そう言えば、この前、夜、寝室にコウモリが入って来てて、部屋の中を飛び回ってたんだよ」



友:「それも同じだよ。

悪霊が居ると、そう言うのが来るの」








(絶句・・・)






友:「あとは?」




私:

「居間で作業をしてると、

視界の隅で、

何かが一瞬動く気がするんだよ。一瞬だから目の錯覚かと思ってたんだけど、

それが、しょっちゅう有るんだ」



「それから、

階段からガラス扉ごしに居間を見ると、

黒い椅子の所に誰か居るような気がした事が何回か有ったんだ」





友:

「うん。それもそいつだよ。

コイツは相当しつこい。

かなり根性が有る奴だよ」



「どうしてもモリモリを連れて行こうとしてるよ」









私:「うげ・・・」








友:

「コイツは既に、◯◯◯◯先輩では失くなってる。

もう、本物の悪霊に成ってる」


「既にモリモリに対しては、

先輩後輩とか、

そう言う事も全然解らなく成ってる。

動物とか虫とか、

低級の魂に成ってしまって、

兎に角、

モリモリを引きずり込む事だけを考えてるよ」









私:「(T-T)・・・」








友:

「だからもう、可哀想とか悲しいとか、同調したらダメ。

相手は既に化け物なんだから」





私:「・・・・」






その日は

自宅に戻らず、友人の家に泊まりました。





でも

一晩中

体のゾクゾクは断続的に訪れて来ました。









翌日


昨晩の3人で車に乗り、

自宅へ向かいました。






道中

他愛の無い話をしながら楽しく過ごしてましたが


友C:「S君、昨日のモリモリの覇気の無い顔を思い出して見て、アレが死相ってやつなんだよ」


友S:「成る程ね、確かに、最近なんか変だと感じてたんだけど、一ヶ月前位からそんな顔したたんですよねぇ」




僕は全く気づかなかったけれど


とにかく、食事をする気にならない

気持ちが晴れない

やる気が起こらない・・・・


そんな毎日を過ごしていました。







自宅に近づくに連れて

体のゾクゾク感が強く成って来ました。







2人の友達もお互い


「やはり臭いが漂ってくる」



と言い合ってるのだから





私も恐ろしさが増して来ます。









自宅へ到着。






友:

「私が1人で家に入るから、

私が良いって言うまで家に入ったらダメだよ」





言い残し




1人、暗い家の中に入って行きました。




部屋の全ての電気を点けて

お祓いをしてくれている音が聞こえました。




およそ10分位でしたが



僕は

理解出来ない余りの恐怖に


タバコに火を点けました。




タバコの煙が、

やけに白いと感じました。



(つづく)