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宮田岳Blog - 生きることが合格点、それからは加点式

Chromebookは学校教育で使うのはいいかも。

2015.12.04 08:26

Chomebookですが、機能が非常にシンプルという点がメリットでもありデメリットでもあると思います。
この点が私にとってまだChromebookをいつも使うツールにできない理由です。


しかし、この機能性は小学校とか中学校で使うにはいいかもしれないです。
国の政策で2020年までに子どもひとりひとりにタブレットをもたせるようになりますが、今の学校のPCはほぼ100%Windowsマシンです。おそらく、タブレットもWindowsになると思います。(あとはiPadが少し入るくらいですかね。)

以前に教育関係者と関わることがあったのですが、学校の先生のITについての知識とリテラシーは一部の先生を除いて低い気がします。それなのに学校でPCやタブレットを使って教育をすることになっていて、うまく活用できてない状態です。

管理についてはパソコン教室のPCであれば、シャットダウンして再起動すれば初期の設定に戻るソフトが入っているので問題なしですが、タブレットが個人所有になれば子どもが設定をいじったり、ソフトを入れたりするといざ授業で使おうとしたら、「なんか動かない」とか「まだ起動できてない」とかが起きて授業は進まない可能性が大です。

そこでChromebookだとそういった問題が起こりにくいんじゃないかと思います。

よけいなソフトが入らない

ブラウザのChromeと同じ機能だけで、子どもソフトを入れることもできないので、パソコンの環境に気を使う必要がないです。

起動が速い

起動時間が10秒くらいなので、よくある起動に数分かかって授業が始まらないということが起こらないです。

セキュリティ性が高い

ソフトからウィルスが入ることもなく、常にセキュリティは最新を保てるので安全性が高いです。

Googleのサービスが使いやすい

Googleのサービスを使うためのマシンと言ってもいいくらいのPCなので、ドライブ共有をうまく使って課題を集めたり、Office系のアプリを使って文を書いたり、グループで同じファイルを同時に編集できるのでグループワークに使ったりできます。

安い

Chromebookは何より安いです。安いWindowsマシンもありますが安定性を考えると学校ではいいものを使う必要があります。


こんな感じでシンプルだからこそ学校教育にChromebookがいいんじゃないかと最近思います。

アメリカの教育市場で一番売れているデバイスがiPadではなくてChromebookですし、うまくノウハウをもってこれれば意外とChromebookも悪くないんじゃないかと。