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はちどりphoto

怖い見た目は置いといて。

2019.06.11 23:00

ドイツには物乞いをする方が多くいます


いろんな人種の方がされています


そういえばアジア系はここでは見てないな




街に行けば何人もお見かけするし

駅では必ず声をかけられるし

電車の中にもおいでになるし

レストランにも回ってきます



手がない

足がない

指がない

膝から下がない

両手両足ない

指がない

目を覆いたくなるような生傷がある


これらをなんというか武器にアピールして来られます



私はベトナムでその洗礼を受けて免疫があり

歳も取り感覚も鈍くなっちゃって(あかん)


でも娘は「なんでお金が欲しいのかな」ってハテナがふわふわしています



お金の存在や

物を買うにはお金がいることは知っているけど

どうやってお金を得ているのか

なんでそんなにみんなが欲しがるのかは分かりません


5歳だけど、知らずにいられるのは幸せなことだと思います




さて、その身体的なハンディをアピールしてくる方は

あえてそれらを見せてきます


お金を渡すのか渡さないのかという話はまたにするとして

娘は

「手がないね」

と言うことは時にあっても

あんまり反応しないし

どういう思いで彼らを見ているのか分からなかったのですが

今日は帰ってから

なんだか言いづらそうに

言っていいことかどうなのか分からなそうに

少し怖かったことを伝えてくれました



「足がきれてるところがぎゅって真ん中に入っていたから」



子どもからしたら初めて見るもので

申し訳ないけどそういう感覚もあると思います



怖いって思ってもいい

驚いてもいい

けど

見た感じが怖いからってその人を

「悪い人だ」とか「嫌な人だ」って

自分できめちゃうのはやめようね

って話をしました



なんで?



って聞いたので

アナと雪の女王》のハンスみたいに

優しい顔したイヤなやつもいる、

でもラプンツェルに出てくる何人もの悪そうな人みたいに

怖い顔をしたステキな人もいる。

見ただけじゃわからないんだよ

話したり仲良くならないと分からないよ


と答えました




初めて見るもの

得体の知れないもの

に触れる機会がたくさんあります

きっとこれからの旅ではもっと。



ちょっと前にはTVで観た黒人さんを

「悪者だ!やっつけろー!」と言っていました

(すみません、黄色人種+3人のアメリカ人しか知らない幼な子です)



今では毎日見かける黒人さんを前に

そんなことは言いません

「髪の毛が毛糸みたいでおもしろい」(ドレッドヘアのこと)

とか

「アナのワンピース着てる!いいなぁ」

なんてことを言っています

(とりあえず悪者感覚なくなって母安堵)




そして

彼らが物乞いをするようになった経緯について考えました

愛されて生まれてきたのではないかなー

いつ頃が転機だったのかなー

物乞いをしはじめた頃の感覚と今はどう違うのかなー

これからどうしていきたいのかなー

なんて色々を。


東ドイツと西ドイツが統合されて「ドイツ」となってからまだ歴史は浅く

ベルリンの壁の近くでは地雷が埋められていました

そんなことも もしかしたら足がないことに繋がるのかなーとか

歴史のことはほぼほぼまだ分かってないのに

お得意の妄想癖を発揮しましたが

当然 妄想の域を出ないので

いつか聞いてみる機会があれば聞いてみようと思います




わたしは

偏見やイジメは

 無知・無関心から始まると思っています

これはいい大人でも言えることです




「見た目だけじゃ分からない」

を この旅でこれからまたどう感じるか楽しみです



とりあえず

ドイツ人は基本めちゃ不愛想だけど

困った人に必ず手を差伸べる人々です