船
ヘトマトの草鞋に玉の稲積めり 高資
蓬莱やかがみの舟に稲の魂 高資
ヘトマト(国指定重要無形民俗文化財)の大草履とわら玉
http://www.eonet.ne.jp/~koutaijingu/page009.html 新 穀 祭 ご 案 内 より
稲蓬莱つくりは大切に育てて頂いた稲を刈ることから始まります。
綺麗に掃除し整え、抜穂式(ぬいぼしき)斎行ののち、一月掛けて乾燥させます。緑の若々しさと、稲穂の長さ・実の重さは豊かさ、永続をあらわしています。
大切に一つ一つ束ねて丈を整えていきます。
紅白の飾りや蓬莱絵を模ったお飾りを一つずつ丁寧に付けていきます。
(蓬莱飾りも手作りです)
新年新穀祭にご協力頂き、また日頃より節々の御祭にご協力頂いている氏子崇敬者の方々に12月中旬より神職が直接伺い、お届けにあがっています。
稲 蓬 莱(稲 魂)
稲穂の実りは豊かさや繁栄の象徴であるとともに、いのちや魂そのものといえます。
そのいのちを頂き、日々我々はいかされています。
都市化の進む街中で感謝というものを我々に気付かせてくれる稲蓬莱は、我々に森羅万
象のいのちへの感謝を思い出させてくれます。
正月の注連飾りとは違います。
正月が過ぎても祀ることで歳の神のご利益を頂くのが稲蓬莱です。
玄関や床の間に一年間を通してお飾りしおまつりします。
“日々に感謝すること”
簡単なようでとても難しい、しかしとても大切なことです。
森羅万象をいのちと捉えれば、身勝手に手段として人や物を捉える身勝手さを抑
制できることを我々の先人は知っていたのかもしれません。
https://ameblo.jp/amanoshizuku-miyabi/entry-12028050677.html 稲蓬莱(いなほうらい) より
”稲蓬莱” 住吉大社さんの末社、大歳社さんをお参りした際に知った言葉です。
”稲蓬莱とは???”その年に収穫された稲を11月23日 新嘗祭に 神饌として神様にお供えし、その稲のひとたばを各氏子地域に配布していたのが始まりだそうです。
12月に玄関の内側や神棚の側に吊り下げて1年間 飾ります。
”稲穂”の姿は、豊かさや繁栄の象徴でありいのちや魂そのもの 「稲魂」を頂き 日々、我々は 生かされているという自覚をもって感謝の気持ちを新たにするのが稲蓬莱の意義 だそうです。
稲という言葉は「いのちの根」からきているそうです。
都会に住んでいると 田んぼが少なかったり日々、稲の成長を 見ていないこともあり
神様から頂いた食べ物で生かして頂いていること”感謝の気持ち” を 忘れがち
日々、”感謝の気持ち”を大切にお米を頂く時も 地球やおひさまや すべてに
感謝して 頂こう という気持ちを 思いだしました。
”いただきます<m(__)m>”
”ごちそうさまでした<m(__)m>”
という言葉を 心を込めて 言っていきたいと思いました。
~雅 ~
竹籠の「无間勝間之小船」です。以前、室の八嶋(大神神社)で俳句を奉納したあとの直会で写真のような舟が飾ってありました。そういえば、竹は、イネ目イネ科タケ亜科だそうです。
岩舟の磐の舳先や冬の空 五島高資
春の日や艫解き放つ雲の船 高資
天の海に 雲の波立ち 月の舟 星の林に漕ぎ隠る見ゆ 柿本人麻呂
淑氣満つ宇津保舟なる月の影 高資
鳥船やまずは七福神還る 高資
冬濤や鳥之石楠船還る 高資