Ride in Setouchi & San-in Day 89 (12/6/19) Shoshazan Enkyoji Temple 書写山圓教寺
Sakamoto Castle Ruins 播州坂本城Shoshazan Enkyoji Temple 書写山圓教寺
Sakamoto Castle Ruins 播州坂本城
播磨守護の赤松氏の中心地であった。山名氏の播磨へに侵攻のターゲットとなり、山名氏と赤松氏で城の奪い合いが続く。書写山という重要なところなので、放棄は出来ず、毎年に様に山名と赤松でこの城の領有が変わっている。赤松氏の居城は安定している置塩城においていた。
Shoshazan Enkyoji Temple 書写山圓教寺
山道は岩場を登って行くところが多くあり、決して楽ではない。昔の人はこの道を寺までお参りに登っていたのだ。
ロープウェイの山頂駅に着く。ここからの景色は見応えがある。
ここから見ると姫路は大きな市である事が分かる。兵庫県の人口を調べると姫路は2位。全国では32位 (東京都は区単位のケース)
話を戻す。ロープウェイの山頂駅から少し登り圓教寺に到着。入り口に料金所がある。入場料としてではなく寄付金のような形(志納金)で徴収している。強制力は無いのだろうが、入場料として払う。後で分かるのだが、麓からこの寺への参道は何箇所もあり、徴収所はここだけ。他の参道で登れば払わなくて済む。
書写山圓教寺
圓教寺は広大な敷地にいくつもの僧房がある。朽ち果てて修理も出来ていないものも数ある。この寺を寺の収入だけで維持するのは大変だ。姫路市や兵庫県がどれだけ資金援助をしているのだろう。そう思うと、500円の志納金は決して法外なものでは無いように思える。寺の内容は入場料としても価値あるものだった。
山門へ至る参道には西国三十三観音像が両脇に並ぶ。西国三十三寺のそれぞれの寺の観音像があり、西国三十三寺巡礼がここで出来ると言うわけだ。いつか遍路で西国三十三寺をまわってみたい。
仁王門
壽量院
十妙院
湯屋橋
護法石
三十三所堂
摩尼殿
本多家墓所
常行堂
大講堂
食堂
ここでは多くの歴史ドラマや映画のロケが行われた。大河ドラマの軍師官兵衛のロケもこの場所。歴史上でも加古川評定で別所氏と決裂し、ほとんどの東播磨豪族は毛利側についてしまった。それまで、黒田家の居城であった姫路城が秀吉本陣であったが、この東播磨豪族が寝返った事で、平城の姫路城では危険という事で、この書写山の十地坊に本陣を写した。ドラマロケではこの場所で合戦準備の様子が撮影されていた。そういう場面も当時実際にあったかもしれない。
軍師官兵衛、ラストサムライ、駆け込み女のロケシーン
秀吉本陣 十地坊跡 (白山城)
秀吉は当初は黒田官兵衛が提供した姫路城を本陣にしていたが、周りの地域豪族が毛利に寝返り、海岸線に近い姫路城は危ないという事でこの書写山に本陣を写した。当時、書写山圓教寺は一向宗徒とは対立関係にあり、度々武力衝突をしていた。その為、一向宗と対立している秀吉勢の受け入れには好意的であったと思う。
ここから見える山に赤松氏の居城の置塩山城がちかくにみえる。ここから置塩城を攻めることになる。置塩城はあっさりと降伏。
白山権現
仙岳院
不動堂
護法堂
護法堂拝殿
開山堂
和泉式部歌碑
金剛堂
榊原家墓所
法華堂
鐘楼
薬師堂
松平直基墓所
瑞光院
妙光院
寺は広大な敷地にいくつもの堂や院があり、廻るには早足で見ても最低1時間、じっくり見ると3時間はかかるだろう。上の方に写真を乗せた食堂には多くの仏像や鬼瓦など貴重なものが展示してあった。