ベンチャー転職は年収が下がる?~活躍する人の年収思考とは~
おはようございます!
「今500万円もらっているので、700万円もらえる会社を紹介してください」
「ベンチャーに行くと年収が下がるので、大手を紹介してください」
キャリアカウンセラーであれば、言われたことがある要望だと思います。
「あぁ、勘違いされているな…」
とそのたびに思うのです。
今日は
・ベンチャーに行きたいけど、年収が下がるので不安
・年収を上げたいので、ベンチャーは嫌
という方に読んでいきたいBLOGです。
それでは、行ってみましょう!
★☆★本日の目次☆★☆
・ベンチャーに転職すると年収は下がるのか?
・年収アップの根拠は何か?
・企業ブランドなのか?あなたのブランドなのか?
・ベンチャーで活躍する人の年収思考
ベンチャーに転職すると年収は下がるのか?
そもそもベンチャーに転職すると、年収が下がるのでしょうか?
これは違います。
「ベンチャー=年収下がる」ではありません。
私の担当させていただいた方で年収が1.5倍になった方もいますので、嘘ではありません。
もちろん年収が下がる方もいます。
ただ、「ベンチャー=年収下がる」ではありません。
ベンチャー企業は、創業間もないころは、社長や創業メンバーの方は、随分と年収が下がります。
起業したい、会社を創りたいと行動に移される方なので、前職では大活躍をしていて年収も高い方が多く、年収半分、もしくはほとんどゼロでスタートすることもあります。
ポテンシャライトの創業メンバーも、最初の数か月は給与なしにしようと決めて会社を立ち上げたほどです。
それから会社も次第に大きくなり、エージェントなどを使って採用を強化しよう。
この段階までこられているベンチャー企業ですと、「ベンチャー=年収下がる」の単純な公式ではありません。
活躍が期待できる方には、それに見合う年収を提示します。
ベンチャー企業は、社員1名の入社で、会社の利益が2倍にも10倍にもなる可能性があります。そんな人がもしいるなら、経営者の方は喜んで、年収を出して採用してくれます。
採用では会社への貢献度を見られているのです。
つまり年収を上げたい方は面接の場で、活躍できる可能性を示せばいいのです。
年収アップの根拠は何か?
「今500万円しかもらっていなので、700万円にしたいです」
キャリアカウンセラーや人事の方からすると目が点になりそうなご要望です。
※具体的な金額を出したほうが分かりやすいので、以下あなたの希望年収を700万円と仮定します
想像してみましょう。あなたが代表を務める会社で、採用面接をしました。
候補者がこのようなことを言います。あなたは何を考えますか?
「700万円? その根拠は何なの??」
そうです。あなたに700万円を払う根拠は何なのか?
企業からすると、全く分かりません。それを説明できないとダメなのです。
「500万円もらっているから、次は700万円もらえる会社がいい」と思っているかたは、根拠を言えないケースが多いです。
”年収をあげたいので、年収があがる会社に入りたい”というのは、とても短絡的です。
年収アップを希望すること自体問題ではありませんが、根拠のない希望は通じません。
それをベンチャーだから年収は下がる、と思うのは勘違いです。
企業ブランドなのか、あなたのブランドなのか?
また、今あなたがもらっている年収は、市場からズレている場合もあります。
とくに大手の誰もが知っている企業にお勤めの方、コンサル企業にお勤めの方に多い事例です(みなさんがそうではないので、失礼をお許しください)。
あなたの年収は、現職の「企業のブランド」によっていただいている金額があります。
企業ブランドが高い会社にお勤めで、それによりあなたの市場価値とズレた年収を現在もらわれていて、しかもそれを自覚されていない場合があります。
つまり、
「あなたの年収(900万円) = 企業ブランド(300万円) + あなたの市場価値(600万円)」
と仮定した時、
あなたが「900万円の年収を上げたいから、最低1000万円で!」と要望するとします。
企業からすると、600万円のものに1000万円を払うことになります。
そして、ご本人が300万円の企業ブランドを認識していらっしゃらず、自分の現在の価値を900万円だと勘違いしています。
そんな変なお買い物をするでしょうか?
要望をするならその根拠を説明できないと、企業もお買い物はしません。
そして、そもそもの自分の値札が正しいのか検討をしましょう。
ベンチャーで活躍する人の年収思考
ベンチャーで活躍する人はこう考えます。
「今700万円ですが、500万円でも構いません。
今マネージャーをやっていますが、なんならメンバーからでも構いません。」
そんな条件なら転職したくないわ!とみなさんから心の声が聞こえてきそうです(笑)。
活躍する方は、続けてこんなことを言います。
「結果を出す自信はあります。具体的にこのようなスピード感で、〇〇などを整備して、結果を出します。
そうすると周りも認めてくださると思うので、その時はポジションと年収も考慮していただきたいです。」
いかがでしょうか?
ベンチャーで活躍する人の年収思考
・入社時の年収が数十万高いか低いかではなく、数年後の年収を重視する
・数年後の自分を想像・リスクヘッジを検討して、転職先を決める
・これまでの実績やポジションに固執せず、結果を出して評価をもらおうと考える
本当の年収交渉というのは、
「700万円ほしいから、700万円ください」
ではなく、
「700万円の価値がある仕事をした場合、ちゃんと700万円をください」
を指します。
そしてベンチャーで活躍する人は、700万円の価値がある仕事をすれば周囲が認めてくれる、そうするとポジションがあがることを理解されているのです。
転職で年収をあげたいと思っている方。
”あなたが700万円の価値がある仕事ができる根拠”について、説明できるように準備して面接に臨みましょう!
ポテンシャライトは、ベンチャーで働きたい方を応援しています。
年収以外に不安な点もぜひご相談ください。
それでは、また!