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ツインソウル~あなたに出逢えたから

本「アナスタシア」②

2019.06.16 14:11

zeraniumさんが書いていたこのブログは今はありませんが、ココさんのアセンション日記(自遊人のスピリアル)に残してくださっていたので、引用させてもらいます。https://ameblo.jp/ayacyan-nakamise 


アナスタシア⑧ 出会うべき人と出会うために

投稿者 zeranium 日付 2013年9月29日 (日)

私は食事についてアナスタシアが何を語るかに非常に興味があった。

何といっても彼女の食生活はとてもふつうとは思えなかったからだ。 

「アナスタシア、人間はどのように栄養を摂取していつ食べ、1日に何回、どのくらい食べるべきかについてきみの考えを聞かせてほしい。我々の世界ではこの問題への関心は高く、そうしたアドバイスを含め膨大な雑誌や情報があふれているからね」

「あなた方の技術優先の環境では、現在とは違う人間の暮らし方を想像するのはとても難しいことでしょうね。闇の勢力は、本来人間に与えられていたこの世界の自然な仕組みを、自分たちが干渉し介入することで、人間の性質とは矛盾する人工のシステムに置き換えてしまったし、それを維持しようと絶えまなく動いているわ」

「人は何を、いつ、どのくらい食べるべきかというあなたの質問には、それぞれの個人の身体組織、つまりその人の体が最適な答えを出すはずよ。空腹や渇きというのは、人が食物を必要とするときに出される信号で、1人ひとりに与えられているもの。だから空腹を感じるときが、その人にとって食べるべき最適な時なの。でもあなた方の世界は変わってしまったから、技術優先の世界はたとえ誰かが空腹で食べたいと思っても、すぐそれを満たすことができるわけじゃない。つまり、そこで優先されるのは規則であり、規則優先が個人の欲求を抑えて無力なものとし、人々をすべてそうした鋳型にはめ込んでしまった」

「たとえば、ある人は半日間、ほとんどエネルギーを消費することなく椅子に座っているけど、もう一人の人は肉体労働、あるいはランニングをしていてたくさん汗をかき、椅子にすわっているだけの人より10倍以上のエネルギーを消費したとする。それでもみな規則の概念が強いから、空腹でなくてもみな同じ時間帯に食事をする。だけど本来、人は自分の身体が信号を送ってきたときに食事をすべきであって、それを教えてくれるのは自分の体以外にはないの」

「でもあなた方の世界では、こうしたことはほとんど実行不可能だということはわかる。また何を食べるべきかということに対しても、同じことが言えるわ。答えは、その瞬間に与えられているものを食べるということ。つまり必要なものは体が選ぶのよ。あなた方の「ふつう」にはないことだけど、一つ教えるわ。あなたの住んでいる近くに犬や猫などがいたら、良く観察してみて。彼らは時々、たくさん生えている草の中からあるハーブを選んで食べているはずだから、そのハーブを3、4本採ってあなたの食べ物に加えるの。毎日やる必要はないけど、週に1回か2回くらいで十分よ」

「自分で収穫した穀物をすり潰して粉にし、その粉でパンを焼く。これはとても重要なことで、こうしたパンを年に1回か2回食べるだけで、その人にはエネルギーがしっかり蓄えられるし、精神力を活性化する能力も与えられるの。少なくとも夏の間に1度、3日間、自分で作った庭にあるものだけを食べて過ごすととても健康にいいの。それにパンとヒマワリのオイルに、塩をほんの少し」


アナスタシアがどのように食事を取っているかはすでに述べたが、彼女はこうして話している間にも、草むらからハーブを取って無意識のうちに口に入れており、私にもくれる。私は思い切って食べてみたが、さして特別なことはなかった。アナスタシアが自分の体に栄養を与え、命を維持するプロセスは自然に委ねられているので、彼女が自分で考えることはなかった。アナスタシアによると、自分の小さな庭の土や植物と交流してその関係が出来上がっている人は、あらゆる病気を自分の体から追い出すことができるという。


そして病気とは、人間の健康を守り生命を維持するために組み立てられた自然の仕組みから、人間が離反してしまった結果として生まれてきたのだという。自然の仕組みにとっては、本来どのような病気との闘いも問題ですらない。なぜなら、自然の仕組みそのものが、その目的のために存在しているのだとアナスタシアは言った。


「私が持っている能力は、本来すべての人間に備わっているものよ。

 人間は自分たちの起源にまでさかのぼる始まりの時から、多くのことができるように創られたものなの。だから私がやっていることは誰にもできるわ。

  いずれにしても人間はこうした本来の源に気づいて立ち返って行くようになる。光の勢力が広まっていくとき、ゆっくりとそういうことが起きてくるわ」

                           

アナスタシアは、都会に住むある1人の女性とコンタクトしようとしていたが、その方法が見つけられないと言っていた。なぜその女性との交信が必要なのか尋ねると彼女は言った、

「2人の男女の人生が交わろうとするとき、一番大切なのはお互いが精神的に惹きあうものを持っているかどうかということね。でも残念ながらそういうことを考えるよりも、たいていの場合まず肉体的なことから始まってしまう」


「たとえばあなたは若くて美しい女性を見ると、まず彼女と肉体的な関係を持ちたいと願う。しかもそれは彼女を一人の人間として、その魂を見てあげる前にね。こうして多くの人は、外見的な見た目や肉体的な魅力だけを見て、簡単に運命をともにしてしまう。でもそうした結びつきを支えているものはすぐに過ぎ去ってしまうし、何か別のものに変わってしまう」


「あなたは二人をつなぎ止めているものは何だと思う? 

 それはあなたが共に生きて、真の幸せを得ることのできる精神において、あなたに近い人であるべきだけど、そういう人を見つけるのはそんなに難しいことではないわ。

でもあなた方の技術優先の世界には、そうしたものを妨げるものがたくさんあるの

   

「私が交信するためにコンタクトをとろうとしている女性は今、大都市に住んでいるの。


彼女は毎日、同じ場所、多分職場だと思うけどそこに通っている。


その職場への通勤途中に、彼女は毎日のように一人の男性と出会っている。


その男性となら真の幸福が得られて、精神的にもとても近い人よ。


そして何よりも重要なことは、この2人が一緒になれば、世界にたくさんの福をもたらすはずの子どもを授かるだろうということなの。


なぜならその子どもたちは成長したそのときに、私たちと同じような動機と衝動に導かれる人たちなの」



 「だけど、この男性は彼女に告白する勇気がない。それは彼女も悪いの。私の言うことをちょっと想像してみて。


男性は彼女の顔を見て、この人は自分の魂が選んだ人だとわかっている。


それなのに彼女は誰か男性の視線を感じると、当たり前のようにすぐベルトを締めなおして、スカートの裾を上げてもっと脚があらわになるようにするの。


彼女はいつもこんな感じなの。


そして男性はすぐに彼女に対して肉体的欲望をそそられるけれど、いつも出会うとはいえ知らない人だから、結局彼は自分が良く知っている女性に会いに行く。


彼らはもっと近づきやすい人と、こうした欲望でつながっているの」


「私はこの女性にどうすべきか教えてあげたいのだけれど、なかなかつながることができない。
つまり彼女の脳が1秒たりとも、こうした情報を受け取ろうとしないし、日常生活の問題だけで一杯一杯の状態なの。想像してみて。


私はあるとき1日24時間、ずっと彼女を追って、そのきっかけをつかもうとしていたの。


彼女が朝起きて最初に考えることは、新しく訪れた1日を喜ぶのではなくて、朝食に何を食べ、切れていた化粧品のこと。


そのことでまた心を乱し、そのあと彼女の頭はずっと、いつどこでそれを買うかについて考えている。


彼女はいつも時間に追われていて、いつもいつも走っている。


次の電車が出てしまわないようにと必死に願いながら」



「彼女が毎日通う職場では、彼女の脳はあらゆる無意味なことであふれかえっている。


だけど外見上は、真剣に与えられた課題に専念し、仕事に集中しているように繕っている。


表面ではそういう顔をつくりながら、しかし内面では女友達か、知りあいの女性のことを思い出しては憤慨し、いらいらしながら、同時に回りの人々の交わす言葉もちゃんと聞いている。


そしてこうしたことが毎日、毎日繰り返されている、まるでぜんまい仕掛けの人形のように」


「帰宅途中の彼女は、人からは満ち足りた幸せな女性に見えるように繕 (つくろ)っている。 


でも内心はいつも、何か気がかりなことをくよくよ考えたり、化粧品のことを考えたり、店をのぞいて衣類を探したりする。


衣類は特に彼女にとって重要なことで、彼女は自分の魅力をあらわにする誘惑的なものを探す。


もしかするとそれが奇跡みたいなことを起こしてくれるかもしれないと淡い期待を抱きながら」


「でも彼女の場合、それはまったく逆の結果を生み出しているの。


帰宅すると彼女は部屋の掃除を始める。そしてテレビを見たり、料理をしたりすることで自分はリラックスできると考えている。
でも問題は、こうしている間、彼女が何か良いことを考えることはほとんどなく、そうした瞬間が1秒あるかないかだということ。


ベッドに入るときでさえ、彼女の思考は日々の心配ごとでいっぱいなの」


「ちょっと待ってアナスタシア、きみには彼女がどのように見えるのか教えてくれないか?


彼女はどんな外見をしているの?


それに通勤途中のその男性に出会うとき、彼女はどういう考えを持つべきで、彼に告白を決断させるために彼女はどうすべきなのか、それを教えてほしい」 


アナスタシアは私の質問に対し、細かく答えてくれた。彼女が答えた中で、私が大事なポイントだと思う部分をここに記そう。


「スカート丈が膝より下の長さのグリーンのワンピースを着る。

 襟元のあきは小さく、襟の色は白、胸の谷間が見えるような広く開いたものはだめ。化粧はしないか、してもほんの薄化粧。そして誰かと会話するときは、相手の話を心をこめて真剣に聞くようにする」


「それだけ?」、私はこの単純な説明を聞いて思わず言った。


するとアナスタシアは答えた、「この単純なことの中に重要なものがたくさん含まれているのよ。そういうドレスを選び、化粧の仕方も変え、相手の顔をしっかり見て話を真剣に聞くということ。こうしたこと自体が、彼女が自分の世界観を変えなければできないことなの」


 book 『アナスタシア』 ウラジーミル・メグレ著 ナチュラルスピリット

http://8729-13.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/post-0bd9.html