ZIPANG-3 TOKIO 2020 ~世界に誇れる日本の食体験を発信!~ 「食かけるプロジェクト」募集、はじまる。
はじめに 記事をお届けするに当たり、先の北海道における地震災害、関西地方ならびに中国四国・九州地方における大雨・地震災害で未だ行方不明、並びに亡くなられた皆様のご冥福をお祈りするとともに、被災された全ての方々に心よりお見舞い申し上げます。
世界農業遺産「高千穂郷 椎葉山」
高千穂郷・椎葉山「地域の食」神楽料理
白山ユネスコエコパーク ひだ荘川、町を流れる庄川は白川郷の上流。猿丸地区一面のそば畑
ひだ荘川 寒ざらしそば。6月に入り丁度数量限定寒ざらしそばの解禁です
飛騨市 朴葉味噌(ほうばみそ)は、飛騨地方で親しまれる素朴な焼き味噌。枯朴葉の香りと味噌の香りが渾然一体となってお茶漬けに、酒の肴に、飛騨の味が楽しめます。
農林水産省は、訪日中の食に関わる体験を海外での日本食・食品の需要拡大につなげるための枠組みを構築する「食かけるプロジェクト」を開始します。
その一環として、国内の食が絡んだ多様な体験事例を募集・表彰する「食かけるプライズ」を実施します。
また、令和元年6月28日(金曜日)に「食かけるフォーラム」を開催します。
対馬石焼料理
滋賀 湖北郷土鮎料理
1.概要
農林水産省は、訪日中に食に関わる体験をした外国人が帰国後も日本の食を再体験できるような環境整備を図り、日本産農林水産物・食品の輸出拡大につなげていく「食かけるプロジェクト」を開始します。
本プロジェクトでは、国内の食と旅・歴史等を組み合わせた体験事例を全国各地から募集・選定し(食かけるプライズ)、それらを訪日外国人に情報発信し、そのような食に関わる体験をした訪日外国人が帰国後も日本の食を再体験できる環境整備を実施します。
また、本プロジェクトに参画する機運の醸成を目的として、「食かけるフォーラム」を開催します。
岐阜大仏殿 正法寺精進料理
出羽三山神社(月山神社・出羽神社・湯殿山神社) 精進料理
2.「食かけるプライズ」の実施について
(1)趣旨
日本には単に食べるだけではなく、食×エンタメ、食×アート、食×スポーツ、食×テクノロジー、食×歴史など、食を通じて出会い、知り、深く共感できるような「食体験」がたくさんあります。
この度、それらの食体験を募集し、集まった事例から素晴らしいアイデアを選定し、日本の食の魅力を訪日外国人に発信することを目的に「食かけるプライズ」を開催します。
(2)応募期間等
募集期間2019年6月11日(火) ~ 2019年8月4日(日)
審査期間2019年8月5日(月) ~ 2019年9月10日(火)
結果発表2019年9月中旬
(3)賞
食かける大賞(1社)
食かける賞(10社程度)
ネクストブレイク賞(これから羽ばたく可能性のある食体験へ贈る賞)(3社程度)
DREAM賞(大学生や高校生によるフレッシュなアイデアへ贈る賞)(3チーム程度)
(4)受賞メリット(副賞)
受賞した「食体験」には以下の副賞を予定しています(受賞した賞の種類及び体験事例の内容によっては該当しないものもあります。)。
東京都内で実施する表彰式や関係者向け交流会へ御招待
訪日前、訪日中の外国人へ向けた情報発信
トリップアドバイザーなど予約可能な販売サイトへの掲載
体験コンテンツの動画制作(1分程度/本)
商品化するための専門家の派遣、メンタリングの開催
(5)応募対象
これまでに食体験を商品化(販売)又はファムトリップ等で提供したことがある事業者、高校生や大学生
(6)応募方法
本プロジェクト公式サイトにある「専用応募フォーム」から応募ください。
公式サイトURL:https://www.eatmeetjapan.jp/entry(外部リンク)
写真及び動画(1分以内)
表題(20文字以内)と体験事例の説明(50文字~200字以内)
会社名又は団体名、担当者名、住所、電話番号、メールアドレス
(7)選考基準と選考方法
〈選考基準〉
「食×〇〇」と説明できるような食と何かが絡んだ体験事例であるか。
訪日観光客が体験したくなるような魅力のある内容であるか。
日本食の食文化が世界へ効果的に伝えられる内容であるか。
〈選考方法〉
応募のあった体験事例から上記基準により選考します。
選考に当たり、本プロジェクト事務局による1次審査を通過された方には、審査委員による2次審査があります。1次審査を通過された方には本プロジェクト事務局から御連絡します。
事業者による商品化(販売)又はファムトリップ※等で提供されたことがある体験事例から選ばれる3賞(食かける大賞、食かける賞、ネクストブレイク賞)と高校生や大学生のフレッシュなアイデアを選ぶ1賞(DREAM賞)を合わせて20件程度を選定します。
※ファムトリップ
海外旅行会社の訪日旅行責任者、海外メディアの旅行ライターなどを自らの地域に招聘する視察旅行のこと。ファムはFamiliarization(慣れ親しませる)の略。
プロモーションの一環として行われるが、海外のキーパーソンに対し観光地の情報を提供するだけでなく、意見交換やアンケートを実施することで、外国人の視点から観光資源や受け入れ態勢に関する評価を受け、旅行商品の造成に結びつけることが主な狙い。
また、近年ではブロガーやYouTuber(動画サイトYouTubeの動画投稿者たち)などの、Web上の特定媒体で影響力のある個人を招くケースも増えている。
ファムトリップでは、売り込みたいもの、情報として取り上げてもらいたいものを押しつけるのではなく、相手国のニーズを知ったうえで、適切な観光資源を選択することが望ましい。観光資源の評価については、日本人の評価と異なることもある。訪日外国人旅行者は見て歩くだけでなく、日本オリジナルの習慣・文化や現地住民との交流などにも興味を示す。
また、プロモーションの一環であるため、主として食費や交通費は招聘する側が負担をするべきで、各費用の計画的な予算化の必要がある。
インバウンド実務主任者認定試験「インバウンド用語集」より
(8)審査結果等
審査結果は令和元年9月中旬に農林水産省ホームページ及び応募サイトにおいて発表いたします。
(9)表彰式
日時:令和元年11月上旬(開催予定)
場所:東京都内
受賞者には別途、詳細を通知いたします。
(10)応募に当たっての留意事項
応募された体験事例のうち写真、動画及び体験事例の説明は、応募サイトから不特定多数の方が閲覧可能となることを御了承ください。
応募内容が事業趣旨を逸脱すると本プロジェクト事務局が判断した場合は、応募内容を削除します。
応募内容に事実と異なる内容が含まれていると本プロジェクト事務局が判断した場合は、選考外とします。
(11)応募に係る問合せ先
食かけるプロジェクト事務局
電話番号:050-3803-9619 E-mail:info@eatmeetjapan.jp
(事業実施者)
株式会社JTB
担当者:西川、嵯峨
電話番号:03-6737-9401
秋田きりたんぽ 板の間の木のぬくもりを感じながらゆっくりゆっくりと、話も弾む囲炉裏の炭火の温かさかな・・・
3.「食かけるフォーラム」の開催について
(1)趣旨
本プロジェクトに参画する機運の醸成を目的として、「食かけるフォーラム」を開催。
(2)開催日時及び場所
日時:令和元年6月28日(金曜日)17時00分~19時00分
場所:100BANCH(ヒャクバンチ)3階
所在地:東京都渋谷区渋谷3-27-1(JR渋谷駅新南口から徒歩約2分)
(3)フォーラムの内容
(16時30分受付、開場)
17時00分
第1部:食かけるプロジェクト趣旨説明
〈パネリスト〉本プロジェクト準備委員会委員
大羽 昭仁(株式会社未来づくりカンパニー 代表取締役)
楠本 修二郎(カフェ・カンパニー株式会社 代表取締役社長)
小西 利行(株式会社POOL 代表取締役)
田中 里沙(事業構想大学院大学 学長)
西川 太郎(株式会社JTB 法人事業本部事業推進部・地域交流事業推進担当部長)
伏谷 博之(タイムアウト東京代表 ORIGINAL Inc.代表取締役)
牧野 友衛(トリップアドバイザー株式会社 代表取締役)
〈コーディネーター〉
西 経子(農林水産省食料産業局食文化・市場開拓課長)
18時00分
第2部:日本の食の新しい価値の創造と海外発信
〈パネリスト〉
高野 哲矢(株式会社まちづくり小浜)
浜田 岳文(株式会社アクセス-オール-エリア代表取締役)
1名調整中
〈コーディネーター〉
小西 利行(株式会社POOL 代表取締役)
19時00分閉会
上記プログラムについては、変更することがあります。あらかじめ御了承ください。
また、フォーラムの様子について、写真及び動画撮影をさせていただきます。撮影した写真及び動画は当省ホームページ等で本プロジェクトの紹介のため使用させていただく可能性があります。
なお、終了後、交流会を予定しております。
★★★フォーラム終了後の交流会(希望者・会費制)★★★
時間/ 19:00~20:30
場所/ 100BANCH 1階 KITCHEN「LAND」
会費/ 3,000円(税込) 当日の集金となります。
(4)フォーラム参加の申込方法
本プロジェクトお申込みサイトからお申込みください。
お申込みサイトURL:https://www.eatmeetjapan.jp/forum/registration(外部リンク)
申込締切は令和元年6月24日(月曜日)17時00分です。
参加申込者が募集人員(100名程度)に達した場合は、途中で申込を締め切りとなります。
なお、お申込みによって得られた個人情報は厳重に管理し、参加の可否の確認等、御本人への連絡を行う場合に限り利用させていただきます。
フォーラムは公開です。
(5)その他
会場へお越しの際は、公共交通機関を御利用願います。
なお、自動車でお越しの場合は、御自身により、周辺の民間駐車場の御利用をお願いします。
山形山辺町 大蕨の棚田『おしんの生家・ロケ地は棚田近くの裏山にありました』
編集後記
何処の国を旅しても、10日以上滞在すると、何故か日本食 (旅館等で出される豪華なお殿様風、参の膳付きご馳走ではなく) が恋しくなり、極く質素なお茶漬けやおにぎり、塩鮭に漬物、焼き海苔に納豆、梅干し、味噌汁に生卵…(思い付くままに並べて見ると、これって結局、全国共通の和風朝ごはんじゃないかな~?)所謂、故郷のおふくろ定食ってことですか。それに加えてラーメン(今やれっきとした日本食の部類)ですかね〜?
ガイドブックに目を皿のようにして、やっとのことで日本食堂を見つけ、中に入ってみると、メニューの数の少ないのは仕方がないものの、ただお米については日本人の口に合わないような気がします。現地のお米はパサついていて、パエリアなどには向いていても日本食には矢っ張り粘りとコシの効いた日本のお米が合うんだよね〜 それが「オフクロの味」に繋がるのです。
聞くところによると、山形県では…食事時になると「ワラワラママケハー」と申すんだとか確か「おしん」のオッカサンが喋ってたような〜翻訳するとオフクロ様が急いでママ(ご飯)喰え(食べなさい)と急(せ)かす意味。(さっぱり意味不明ですが、なかなか小気味良いサウンドですな⁉ 本音は早く片付けたい?半分はスパルタ式愛情表現だとか?)
故に、小生なんぞ海外写真取材の旅に出ると、未練がましく往路にはおにぎり持参、滞在中には多少当たりはずれがあろうとも何とか我慢し、どうしても、耐えられなくなるとついついラーメンを注文してしまうのです・・・ダメですね〜これは…本来旅行の意義とは、訪問先が持つ異なる歴史、環境、生活文化、人情に触れてこそ本当に理解が深まるものなんですぞ…
(低音でハイ…)
皆さんにおかれては如何ですか?
鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」の明和町観光大使
協力(順不同・敬称略)
農林水産省 〒100-8950 東京都千代田区霞が関1-2-1 電話:03-3502-8111(代表)
文化庁〒100-8959 東京都千代田区霞が関3丁目2番2号 電話番号(代表) 03(5253)4111
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