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タイダル・ウェーブ(みさき公園)

2019.06.14 03:12

 多数のアトラクションがある入口側の山のエリアから、谷を降りて、動物園を抜け、また別の山を登っていった上になぜか1つだけ設置されている大型の急流すべり。昔はさらに上にある灯台に入れたので、そこに至る導線になっていたようだし、1992年のオープン当初は日本初導入だったので、鳴り物入りだったのだろうが、今やその存在感は薄く、本当に営業しているのか心配になる程だった。『ポツンと一軒家』という番組があるが、まさに『ポツンと急流すべり』状態。

 ホプキンス社製の大型急流すべりの典型で、上がって落ちるだけ。ナガシマスパーランドや富士急ハイランド、城島高原パークにあるシュート・ザ・シュートは巻き上げと落下がクロスしているが、みさき公園のものは山に沿うように地形を生かして作られている為、非常にシンプルな楕円形だ。この手のライドはどれも同じだと思うかもしれないが、前述の3つに比べて、タイダル・ウェーブは圧倒的に面白い。まず最初に巻き上げ後のパート。基本的にはただ旋回して方向を変えるだけで何もない場所を走るのだが、タイダル・ウェーブの場合、まるでジャングルのような整備されていない森の中を通る。木々に囲まれているのでスピード感があるし、ワイルドな雰囲気が楽しい。次にドロップ。3つのシュート・ザ・シュートは非常にスムーズなドロップで、坂道を滑るような感じがして、かなり物足りないのだが、タイダル・ウェーブは違う。ドロップ直前によくわからない跳ね上がるような振動があり、そこから引きずり込まれるようなドロップ。かなり荒いドロップなのだが、それが楽しい。

 最後に、ボートが前半分はカバーあり、後ろ半分がカバーなしになっているのも大きな特徴。同じ季節で、両方楽しめるのだ。前半分にカバーがあるので、後ろ半分に乗っても、ある程度遮られて、そこまで濡れないだろうと、鷹をくくって乗ったが、全身ずぶ濡れになってしまった。バンパーボートで水の綺麗さを褒めたが、正直、ここの水はお世辞にも綺麗とは言えない。ただ、清潔なタオルを無料で貸してくれるので、みさき公園のホスピタリティはやはり抜群だ。


A−


もはや登山道の入り口
カンガルーを右上へ(笑)
動物園がある山を登っていくとノボリが見えてくる
山の中に突如、現れる大型ライド
さらに山の中へと向かう巻き上げ
前3列がカバーあり、後ろ2列がカバーなし
自分たち以外に人の気配がなかったので、
スプラッシュする様子は撮れなかった