2019.06.16 05:40

先日豊前のハーモニカをしているおじいさま方が、練習の帰りに縁側へ寄ってくれた。


その前の日は、ここは本を読むところよね、ごめんね。と言いつつおばちゃんたちが生協のチラシを開く。

最近近くのお年寄りが寄ってくれることも増えた。

そのような場所を密かに目指していたからじんわりと嬉さが込み上げる。

本を読んでほしいのはあるけど(本には沢山の知恵や、素晴らしい物語がつまっているから)

でも、お年寄りには、本に匹敵するくらい知恵と経験がある。だからなのか、本と共に縁側にいるのを見るだけでよいのに、わたしにも沢山知恵を分けてくれる。



ハーモニカの本番のあじさい祭りの演奏が終わり、反省会と次の打ち合わせに、また縁側へ寄ってくれたおじいさま方を見ていると希望が湧いてきた。

もう、本当、真剣に楽しんで、人を喜ばせようと、ハーモニカに打ち込んでいる。


女性は歳を取っても楽しむことができるとよく耳にする。

施設でも、輪に混じり、体操を楽しんだりすることができるけれど、男性は孤立してしまうそうだ。

男性は孤独なのか。と思っていた矢先、このハーモニカのおじいさん達の、生き生きとした姿を見て、男性の未来も明るいのかもしれないと思った。

男性はいつまでも、バンドマン精神で行くといいのかな。全ての人がそうはできないかもしれないけれど、このおじいさま達の姿に歳を取っても若々しく、健やかに生きるヒントがあるように思う。

頼むのはいつもきまってブラックコーヒーというのがまた良い。