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大敗の光と影、リーグカップベレーザ戦

2019.06.16 15:04

2019年6月15日、長野Uスタジアムを会場に、

2019なでしこリーグカップ1部第6節

AC長野パルセイロレディースvs日テレ・ベレーザ

の試合が、17時キックオフで開催されました。

カップ戦は連勝スタートしたパルセイロレディースですが、ノジマ0-6→アルビ0-3と2戦連続で大敗を喫し、アウェー4連戦は2勝2敗で終了。ここからは逆に4戦連続のホーム開催です。その第1段は、西が丘では3-0の快勝となった日テレ・ベレーザを迎えての試合です。

売店には、新発売のスヌーピーコラボグッズ。

既に箱買いした

「2019なでしこリーグオフィシャルトレーディングカード」

バラのパック買いで運試し、2パック800円購入しました。箱買いの中身を見聞きする限り、レアカードの封入率は3パック/10パック(3枚/50枚)。2パックだとレアが出る確率は低いですが、代表選手でもあるベレーザの長谷川唯選手のサインカードが出ました。

いつもは泥沼の戦いとなるガチャ。今回は新商品ではないので完全スルー。

ピッチ上では「パルセイロカップ女子U-12」が開催されていました。

バックスタンド通路に毎試合出店している「橙宴」さん。地元篠ノ井の人気店で、下忍もここ1年以上すっかり入り浸っている感があります。この日はスタグルとしては新メニューの「豚バラ焼肉」「油淋鶏」が登場。

豚バラ焼肉が良く売れています。こちらは誰かtweetするだろうと思い、私は油淋鶏を注文。

唐揚げを買い、自分でタレをかけるセミセルフ仕様(笑)美味しかったです!

橙宴マスター、成澤さん。塩コショウファサ~

地元篠ノ井の神様、おしのさん。この日も大人気。

「スタジアムの謎を解け!パルワード!」

私は昨年のパル感でこの系統は面倒だなと思ったのでパス(笑)

6月のお得なチケット「アメイジングパック」発売と梅雨の時期に合わせ、撮影スポットが作られていました。ホーム入場口のすぐ近くのこの場所、最近はテープを使ったメッセージや撮影用アートが用意されることが多くなってきました。

そのスポットでは、告知イベント「お父さんありがとうメッセージ」を募集。

いつものように、メインスタンドの一角に陣取りました。

選手のお散歩タイム。鈴木陽選手が登場。

帰り際に井原さんをイジって行きました(笑)

巴月選手と八浪選手。

大河内選手と大久保選手の大コンビ。

井原さんと話をする瀧澤選手と、大橋さんに呼び止められる川船選手。

すっかりベテラン組、野口副キャプテンと五嶋選手。この日は池ヶ谷&野口の副キャプテン2人が先発から外れたので、五嶋選手がゲームキャプテンを務めました。18才で入団して在籍5年目、ゲームキャプテンは初?

山岸選手&中村選手、新入団長野県出身コンビ。

こちらは入団2年目、風間選手&滝川選手の仲良しコンビ。

風間選手はこの日がパルセイロレディース公式戦初登場。昨年の国体本大会でプレーを観た人(私も含め)以外は、プロ入り後に試合で観るのは初めての人がほとんどではないでしょうか?やや緊張気味の風間選手を、滝川選手がリラックスさせているようにも見えました。

この日は、6月という事もあり梅雨の時期。雨が降ったり止んだり、風も強め。Uスタの外の空模様はこんな感じでした。

スタジアム外周のグルメスクエアは、数日前は違う店のアナウンスだったと思いますが、当日はダイナマイト関西さんのみが出店。ホットドックマンが作るダイナマイトなホットドック、私はチーズをいただきましたが、ジューシーで美味しかったです!少し店員さんとも話をして、天気の心配をされていましたが、どうも強風でテントの安全が確保できなかったか、キックオフ前後に閉店されたようです。ハーフタイムにホットコーヒー買いに行ったら既に撤収済み・・・残念!

TVでも紹介され、既にUスタでは名物のエリンギ型ボール置き。

「カウントダウンNP」では、先ずピッチ内で披露された新体操グループ「ツインズ」によるダンスパフォーマンスを事前アナウンス。終了後は、原選手のビデオメッセージや、この日のゲスト濱本選手へのインタビューなどが放送されました。原ちゃんのビデオ、何故背景がチームワゴン・・・

ウォーミングアップ。いつもの様にGK2人が堤GKコーチと共に登場。メインスタンド、バックスタンド、ゴール裏に挨拶、アップ開始。いつもと違うのは、先発が風間選手なので練習の順番が逆、風間選手が先。

続いて、五嶋キャプテン先導でフィールドプレイヤーも入場。

雨空を見上げる鈴木陽選手。この日のお気に入りの1枚。

仲の良い古舘選手と鈴木陽選手。

メインスタンドに挨拶。八浪選手の目力凄い(笑)

ゴール裏に挨拶。

ベレーザの選手も登場。サポーターに挨拶の後アップ開始。

アップ中の八浪選手(手前)と川船選手。

選手を鼓舞するゴール裏。アップ中は結構雨が降っていて、多くの方は上段の座席か通路に一時避難しています。

この日ゴールを決めた宮沢選手。右は岩清水選手?と田中美南選手。

練習中の田中美南選手。現在開催中のW杯に招集されなかったことについて、色々、恐らくは本人の預かり知らぬところで議論となっていますが、私は高倉監督の選考基準を詳しくは知りませんが、ある程度納得はしています。田中選手は、前年のリーグMVP&得点王。今年も結果を出している中で、個人の仕掛けとして物足りないと思われたか、試合の中で消える時間を問題視されたか。前回の西が丘での対戦は、主にマッチアップした野口&五嶋のCB2人が踏ん張り、危ない場面もありましたが無得点に抑えました。この日は、結局ハットトリックとなる3得点。試合終盤にも激しいタックルがノーファウルで流され芝を叩いて悔しがる様子は、西が丘の時とは全く異なる印象でした。気合が入っていたと思います。あ、因みに。納得はするとは書きましたが、私が万が一監督なら、田中選手は間違いなく選びます。

リザーブ組の練習。鬼ごっこ?の鬼決めで反応が遅れた川船選手が鬼指定かな?

GKのクロス対応練習。

シュート練習、FW中村選手のシュート。

シュートを正面でキャッチする風間選手。

天気は、練習開始時は雨降りだったのに終了間際には晴れ間も出たり。目まぐるしく変わる天気でした。

練習終盤、リフティングをする鈴木陽選手。

練習終了後の時間で、募集していた「お父さんありがとうメッセージ」VTRを上映。パルセイロの高卒新入団5人からスタートし、来場者、ダンスパフォーマンスの子、シュヴェスター、アンテロープ塩尻の子達も登場しました。この日初出場の風間選手は、女子チームであるアンテロープ塩尻BelFiore出身選手。もしかしたら風間選手が出場するという事で応援に来てくれたのかもしれません。

選手紹介。リザーブ組でこの映像を観てはいたけど、まさかこんなに早く一番最初に呼ばれる試合が来るとは・・・。

ビジョンの上にある旗。ずっと南西→北東の強い風が吹いていました。ただ、メインスタンドに座る私の場所は、この旗と真逆の方向に風が吹いていた時間もあり、場所によって違う風、或いはスタジアムの中を風が巻いていたのかも・・・。

選手入場。父の日前日企画「エスコート親子」の為、お父さん+子どもが大挙ピッチに(笑)

続いて選手の記念撮影。安定の堤コーチ被り。

風間選手に声を掛ける五嶋キャプテン、國澤選手、小泉選手。

試合開始前円陣。

試合開始後のビジョン、先発メンバー。

試合は2点を先行される苦しい展開の中、鈴木陽選手が相手GKからのパスをカット、鮮やかなループシュートを決めて1点差に詰め寄りました。相手サポのゴール側、また1点負けているのもあり、喜びも束の間、すぐにボールを持って自陣に戻る鈴木陽選手。これが大ケガからの復帰後初ゴール。出来れば盛大に祝ってあげたかったなあ・・・。

前半終了後、戦術面か、古舘選手と本田監督の立ち話。

後半開始の円陣。

前半終了時のまま1-2で推移していれば、攻められ続けていてもまだ希望はあったんですが。

63分、瀧澤選手のトラップを掻っ攫われたところから徐々に右サイドを侵攻され、最後は宮澤選手に豪快なシュートを逆サイドネットに決められ1-3。ここで集中力が切れたか、1分後には執拗に右サイドを狙われ、最後は菅野選手に決められ1-4とされてしまいます。

パルセイロレディース最初の交代は67分に原選手→野口選手。原選手と瀧澤選手の新人2人でタテ関係を作る右サイドはパルLの新しい武器でもありましたが、守備やパワーの面においてはまだまだな面もあり、そこをベレーザに狙われた感があります。また、2人ともここまで公式戦全試合先発。原選手は全試合フルに加え、U代表で沖縄への往復もあり、疲れが出ても致し方ないのでは・・・と思いました。この交代でCBは五嶋&野口、右SBに本職ではない大河内選手が入りました。ベレーザは変わらず右サイド(ベレーザからすれば左サイド)を攻め続けました。パス→ムーブ→やり直しを2~3人で繰り返す、その基本を何度やっても精度が落ちないこの3人。西が丘の時は宮澤選手がおらず、パルLの若手右サイド2人も元気でしたが・・・。見ていて、もう突破されるのが分かるぐらい、翻弄された状態でした。パルL側も選手を替えたのに効果が無かったのは、相手の精度の高さもありますが、守り方や意識に問題があるようにも思えます。

70分には、シュヴェスターから下部組織登録の川船選手が、中村選手に代わって出場。パルセイロレディースとしてはUスタ初出場かな?

しかし76分、田中美南選手がハットトリック達成となる3点目を決め1-5に。この得点の起点は、ベレーザ32番大山選手。大山選手は先日、関東1部の群馬FCホワイトスターvs日テレ・メニーナの試合でも観たばかり。巧いパスは長短問わず出すけどあまり積極的に前線には絡まない印象がありました。しかしこの日はパスカット後もドリブルで前に運ぶ意識が強かったり、ミドルも2本撃ったかな?非常に積極的でした。大山選手→菅野選手→宮澤選手と、田中美南選手にアシストするまでの流れは全員10代。日テレの左サイド。パルセイロレディースも若いチームですが、それ以上に若い選手が出場し、しかも結果を出す。恐ろしいチームです。

更に、日テレはこの得点直後、大山選手に代えて同じくメニーナ所属の柏村選手が途中出場。メニーナで見た時は右SBでしたがこの日は右SHに入り、右SBだった有吉選手が左SB、更にCBだった岩清水選手が守備的MFに上がります。大きなポジションチェンジを行ったベレーザの意図は、左に有吉、岩清水、宮澤という元代表を固めることで、更に左からの波状攻撃を強化。得点は入らなかったものの、これ以降もパルLの右サイドは軽々と突破され続けました。

心配そうに見守る池ヶ谷選手。

この日の入場者数1,212人、ボランティア数29名。ありがとうございます。

入場者数も、この天気の中3桁になるかもなんて話もありながら(先行入場の時は、本当にガラガラに見えました)良く入ったと思います。

試合はそのまま、1-5で終了。

ベレーザの選手、サポのラインダンス。

夕暮れを過ぎ、夜の闇に覆われるUスタ。

今回は、五嶋キャプテン、鈴木陽選手、風間選手が涙していたこともあり、ここでの試合終了後撮影した写真は、ほとんど控えます。それでも、Uスタ初出場の川船選手には写真を撮らせてもらいました。鈴木陽選手と風間選手は、最初は握手だけ。戻ってきた時泣き止んでいたので本人了解の上で1枚撮らせていただきましたが、やっぱり泣いてたの分かるもんなあ。ということでお蔵入り。悔しいけれど、2人のプレーは悪くなかったと思う。昨年もずっと応援していた2人で贔屓目に見ていることを差し引いても。2人ともまだ19才と20才。数年後には、試合を一人でひっくり返せるようなFW、或いは一人で無失点にしてしまうようなGK、そんな選手に育つことを夢見て。今日の悔しさ、本人は忘れないだろうし、目の前で見た私たちも忘れない。今年は我慢と試練の年。カップ戦なら尚更。

次戦は1週空いて、6月29日にホームUスタ、日体大FIELDS横浜戦。この2週間をケガ人の回復、戦術の徹底にどれだけ使えるか。チームのバイオリズムが底に落ちた今こそ、やるべきことがあるのかも。次戦の先発も含め、どうなるか・・・。