紫微斗数で観る前世と妄想と。。。
かこでございます。
紫微斗数占いの占い師をしています。
さて、紫微斗数では人の前世が分かると言われています。
まずは今生まれてきて悩んでいることや、ぶち当たる問題は大抵前世に関係していることは多いのではないかと、私は思っています。
とはいえ、その前世が本物かどうかということは、証明はできないとは思いますが。。。
前世という概念そのものが人間が思いついたものであるし、前世療法などで見る映像もある意味見る側の妄想だったり、夢に近いものであるようにも感じます。
知人に茜ちゃんというトランスジェンダーがいます。
心は女子、体は男性。MTFと呼ばれる茜ちゃん。今年に入ってからご両親にカミングアウトしたり極々身近な女性にカミングアウトしていっています。
茜ちゃんは、どういう訳か男性が苦手です。
茜ちゃんは、自分では否定していますが私から見て完全な「男性恐怖症」のような感じです。
狭い空間に男性といると言い知れぬパニック感が茜ちゃんを襲います。
おかしいと思われる方も多いと思います。
私も初めに聞いた時は
「どういう事?」
と思いました。
心が女性ならば、男性に心惹かれるものだと思っていたからです。
茜ちゃんは男性特有の匂い、男性の思考回路、頭ごなしにバンバンと喋るところなどが生理的に受け付けないと言います。
あと、自分の体の中で許せないものが「髭が生える」というところなんだとか。。。
ただ、不思議なことにすね毛などのムダ毛は、全く気にならないというところです。
ここまで読んで、
「それがどうした。前世と何ら関係がないじゃないか。」
と思う人もいることでしょう。
ここからが私の考える、いえ、殆ど妄想に近い茜ちゃんの前世の話になります。
私が考える茜ちゃんの前世は、結婚していた女性です。子どももいたようです。
それは、紫微斗数の欽天派でいう生年四化と来因宮から、想像できます。
茜ちゃんの来因宮は夫妻宮です。前世未了の課題としては、夫婦の事、仕事欲旺盛のため配偶者と上手くいかない。。。というような内容です。
そういうわけで、夫婦仲は今一つだったようです。きっと修行のような夫婦生活だったでしょう。
田宅宮に化科があり、これは家庭のなかで問題を表面化したくない、波風立てずにそっと耐え忍ぶとういう感じに見えます。
子女宮に化忌があり、育てにくい子だったり、はたまたは必要以上に手をかけて育てているような様子も伺えます。または、子どもに対して負い目のようなものも感じます。
きっと、子どもの養育を巡ってパートナーから責められたりしたこともあったのかも知れません。
「お前がちゃんとしないから、子どもがああなるんだ!」
といった具合に。
そして今世どうしても出てきてしまう、男性への拒否感。。。どうしても嫌だという気持ち。
そんなことから、茜ちゃんは前世に夫との間に問題を抱えて、モラハラ・パワハラを受けていたのかもしれません。
恐らくは、髭を生やしていた夫に口汚く罵られた思いからどうしても、そのような場面を彷彿とさせる状況が耐えられないのだと。。。私は思います。
そんな茜ちゃんの結婚願望は同然ながら、「したいとは思わない。ただただ、女の子になりたいだけ」と呟きます。
そうなると茜ちゃんはどうしたら、今世の課題を果たすことができるのでしょうか。。。
続きます。。。