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心のビタミン 淀工サマーコンサート

2019.06.17 00:30

今年もこのシーズンがやってきました。


淀工吹奏楽部のサマーコンサート

今年は例年使っている門真のホールが使えないとのことで初めての箕面グリーンホールに足を運びました。


初めていくホールを探しながら駅から歩いての人の波に紛れながら、開演1時間以上前に到着。

もう列ができていました。


今年は一年生の演奏を開演前に聞かせてもらえて、この時期の一年生の演奏は、思わずうるっときてしまうほど瑞々しくて、

特に楽器を高校から始めた初心者の子達の音は、音が鳴るようになって嬉しい!音楽って楽しい!が、もう、身体中から湧き出ている感じがして、それが伝わってくるから、嬉しくて楽しくて、元気をもらえるんです。


2、3年生のコンサート本編は、ほぼ例年通り、

息子の後輩たちも、まだまだ伸び代十分という感じで、今年もまたこれから最後の引退コンサートまで、三年生がどのくらい成長していくのか、その軌跡を演奏会ごとに感じさせてもらえるのは、ワクワクが満載です。いろんな奇跡を目の当たりにできます。


淀工吹奏楽部とは、全日本吹奏楽コンクール、全国最多金賞受賞記録を持つ、名実ともに、日本最高クラスのバンドです。


もちろん厳しさもないわけではないけれど、息子が3年間お世話になっていて感じるのは、

綺麗事でもなんでもなく、子供達が自主性を持って、音楽を通じて自己成長する、人間磨きをする場だと思います。

それが、音楽を楽しみながらできる、音楽を突き詰めて、熱中することによって自己成長できると感じます。


精魂込めて先生方が子供達の人間磨きをサポートしてくださる、その結果いい音が鳴るようになる、そんなバンドだからこそ、

のびのび、いきいき、楽しい!がほとばしるような演奏会で、聴く側も、ほんとに、心の根っこの奥深いところから、リフレッシュできるというか、いい気分になるというか、単純に元気になれるんです。


帰りの駅までの道でおばさん3人組の人から

「¥1000でこんなに楽しませてもらってほんとに楽しかったぁ」

という声が聞こえてきて、

多分、そんなに淀工のことをご存じなくて来られていても、楽しかったと思ってもらえたんだなぁと、


ちゃんと、みんなの気持ちはお客さんに伝わってるよぉ〜と、伝えたくなりました。


息子が現役の時、

お客さんの立場に立って、自分たちの思いを伝える演奏を精一杯するというスタンスはもちろんだけれど、だからといって押し付けがましく楽しんで下さいという感じではなく、

伝わったらいいなぁ〜楽しんでもらえたらいいなぁ〜みたいな、ふわ〜っとを柔らかいスタンスで、


お客さんが喜んでくれていた手応えを感じては、

じわっと涙ぐみながら喜ぶみたいなところがあって、


その謙虚さというか、誠実さというか、顧問の丸谷先生がよく使われる、

「愚直」という言葉がぴったりな、

そんな人としても魅力的な人間に育ててもらえる環境をとてもありがたく思っていたものでした。


コンクールでやる予定の大曲も演奏しますが、

ポップスのヒットパレードも、同じくらい気合いを入れて精一杯、

よかったら一緒に楽しんでくださいね、

みたいな空気で、演奏してくれる高校生のはつらつさに、

青春って素敵だなと思うし、純粋に音楽を楽しんでる空気感に、


長らくいろんな諸々のことを感じながら音楽に携わっている私にとっては、一旦ニュートラルに、原点に戻してもらえる大切な機会だと思っています。


音楽って楽しい、そして、厳しさの向こう側にあるさまざまな他では経験できない尊いことを学ぶ機会に恵まれる淀工の子達は、恵まれているなぁと思います。


演奏会の淀工の演奏はそれはもう、ほんとに素晴らしいんですが、

西成の公園での演奏や近所の夏祭りの演奏も、

私はとっても好きで、去年は行けなかったけど、今年は、聴きに行きたいなぁと思ってます。無料だし👍