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CIECA. KAZUHIRO NOGUCHI

お金にまつわる格言

2016.03.21 00:18

どうも、僕です。



眠れなくて、布団の中で考えていたことです。



「お金は貯めるよりも使うほうが難しい。

そのお金が生きているか死んでいるか、考えて使わなくてはいけない。」




女の子は言った。

「また来ますね。ありがとうございました。」

中学の制服を纏ったその子は満面の笑みを浮かべ帰って行った。

女の子の住んでいる筑波まではここから片道一時間半はかかる。

ということは来るときも一時間半。


髪を切りたいと思い、予約をし、私を指名する。

部活が終わり、遅れないようにと駅まで走る。

切符を買い電車に飛び乗り、一息ついて外の景色を見る。

明日の授業の予習をする。

ちょっと寝る。

起きて、また外の景色を見る。

表参道駅に着き、長い長い階段をのぼる。

お店に入り、「遅れてすみません。」と謝る。

カットが終わり、満面の笑みを浮かべお礼を言う。

そしてまた、同じ道を帰る。



美容師とは待つ職業である。

お客様を迎え入れ、そして送り出す。

それ以外の時間は見えない。


予約で私を指名してから、カットが終わり自宅に着くまでの時間。

少なくとも私はそのすべての時間に関わっている。

ありがとうという言葉だけでは感謝しきれない。

そして、そのことを忘れてはならない。


もしも、その時間に値段を付けるとすれば一億円を払っても安いと思う。


ただ、間違いなく言えることは

私たちはお客様から頂く代金を

お客様にとって生きたお金にしなければならない。



その女の子のことを考えていたら、布団の中で泣きそうになった。