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ピアニスト たっくやまだ/TAK-YAMADA

LESSON DIARY 2012/10/20「練習」に付き合うのもレッスン。

2012.10.20 17:25

ウチのレッスン、有り難い事にやめる人もホントに僅かで、
10年、いやそれ以上続けている方もいます。

まぁいろんな生徒さんがいる訳でね。

例えば10年以上教えている生徒さんは、
譜読み~仕上げまで一通りこなせる実力があります。
普通はそこまで出来るなら習う必要は…と思ってしまう所ですが、
「ここのため方は」「盛り上げ方は」
「メロディとバッキングのバランスは」といった具合に、
何かしらポイントを探して演奏に磨きをかけるレッスンをします。

そんな生徒さんと対局に位置する(笑)生徒さん達もいる訳で…。


特に小学校中学年から習い始めた◯○さんとかは、結構大変でね。



何が大変って、ウチでろくに練習してこないんですよ。
所有してる楽器もハンマーアクションのついていない
キーボードだったりして、両手で弾ける様にするだけでもぅ大変!

せめてウチで電子ピアノ等、
重みのある鍵盤で多少なりとも弾いていれば、
自然と手のパワーがついてくるんですけどね…。

フニャフニャの鍵盤じゃなかなか難しい。


…だからといって諦めるワタクシではありません(笑)。

レッスン時間中、生徒さんは弾いて弾いて弾きまくり!
休む暇すら与えません。
幼少期から始めたならともかく、小学校に入ってから
ピアノを始めた子は余程ガンバッテもらわないとね。

ウチでの練習が全く期待出来ないので(笑)、
レッスンで練習させまくってガンガン鍛えます。

5分弾けって言うと「エー!」とかほざきやがるんで、
こっちもムキになって(笑)練習させてます。


今キャリア3年目。
だいぶマシにはなってきたかな?


ま、とにかく練習する習慣がつくかどうかが
一番の問題だね~。

ピアノってのは両手を使って、
それぞれの手で違うフレーズを奏でる楽器だから、
日常生活を平々凡々と送っていては上達なんて無理!

最近いろんな生徒さんに言ってるんだけど、
基本、日常生活での手の動きって、
"掴む"ことしかやってないんですね。

"掴む"動きは手全体を使った動作であって、
指一本一本で弾く動作とは全く違う訳で‥。

ピアノはピアノを弾く事でしか上達しないとしたら、
とにかく弾くしかないでしょ?


僕は2時間でも3時間でも、時間さえあれば練習出来ますよ。
基礎練中心で、時々曲って感じで。
(ヤマハ音楽院在学中は8時間って日もありましたね)

子供達に言ってるのは、上手くなりたかったら『体力だ!』。
5分・10分弾いたくらいでグターっとしてるようじゃダメよ。

あー、しょっぱい、しょっぱい!
今時の子って、体力ないのかしら?




あと、練習する時間がないってのもウソウソ。
10分も空き時間がない生活なんて有り得ないでしょ。
宿題が多い、塾に行ってるから…。

それがどうした?
思い通りに弾けないから
練習しないだけじゃん。


…という訳で、そんな子達の
『練習』に付き合うレッスンをしているワタクシ。

少しでも気付いてくれればイイな~…と思いつつ。