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松山シュタイナー教育を学ぶ母の会

6月の会~染め紙体験~

2019.06.18 15:03

6月の会、開催しました。


今回から、「手仕事の会」と「シュタイナーの言葉を読み解く会」を交互に開催していきます。

手を動かし、心が動いて、知性が働きだす。

身体と心と知性。どれも美しい力ですから、つながりあって働くと良いなと思っています。


というわけで今回は手仕事の会。

染め紙と七夕飾り作りをしました。


染め紙、されたことありますか?

子どもの頃にしたなあ、懐かしい!という声をちらほら聞きましたよ。

やり方はとても簡単。

1.習字紙(障子紙でも可)を4分の1の大きさに切っておく。

2.青、赤、黄色の水彩絵の具を水に溶かす。透明度はあるが色はしっかり出ているくらいが目安。

3.小さく折りたたんだ習字紙を絵の具液に自由に浸していく。折り方も浸し方も自由。


浸した瞬間パッと、そしてじわーっと色がにじんでいく。

別の色に浸すと、色同士が混ざり合って新たな色が生まれる。

折りたたんだ紙を破らないよう、そーっと開いていくと意図せぬ美しい模様が現れます。

毎回異なる模様が出来上がるのが面白くて、何度も何度も繰り返してしまいます。


興味深かったのは、人によってすぐ作業に没頭する方。途中から浸す以外の方法を試行錯誤される方。後半になって夢中になる方…。

いろいろで見ていて面白かったです。


参加者Sちゃんは、色のにじみを眺めていたら、ある瞬間「うわぁ〜!」と感動が押し寄せてきたらしく、そこからより夢中になったと話してくれました。


和紙に色がにじむ。混ざり合う。

それを眺めているとき、色を見ているような、色を聞いているような、色を飲んでいるような、色を触っているような、不思議な気分になります。

色がにじむのをぼーっと眺めるその一瞬は無心。

ぽけーっと雲を眺めているときに似てる。

その無心さを何度も繰り返すうち、私自身がずいぶんと癒されていることに気づきます。

あれこれ気を散らすことなく、ただ紙を浸す行為を全身で行う。没頭する。

子どもってきっとこんな感覚で目の前のことに夢中になっているのだなあと思いを馳せてみる。


最後に七夕飾りを作りました。

曲線が美しい…!


後半は30分ほど使って『シュタイナーコレクション1子どもの教育』から「感覚の教育」というところを皆で読みました。


歯の生え変わりの意味。

子ども感覚器官の本質はどこにあるか。

意識と無意識。

からだとこころ。

今回行った染め紙体験との繋がりも感じられ、非常に興味深く読みました。


以下、参加された方の感想をいくつか。

「染め紙、時間経って乾くとまた味わい深く感じます。参加した息子は染めた紙を友達に渡したいと持っていきました。」

「染め紙とても楽しかったです。小さな頃やったことあった懐かしい感じ。参加できて夢中になりました。」

「素敵な場所で、手仕事も楽しく、とても充実した時間を過ごすことができました。」

などなど。


さてさて。

次回7月は、シュタイナー思想の一つである「7年周期説」についてシュタイナー自身の言葉から読み解いていきたいと思います。

この会はいつでもご参加可能です。

お子様連れの方もご参加いただけます。

ご興味ある方はお気軽にお問合せください。一緒に学んでみましょう♪